アジサイはユキノシタ科に含められ、双子葉植物の一つです。6月から7月が見ごろで、高さは1~2mほどです。人の目線の高さなので見やすい植物の一つです。アジサイには3種類の品種があり、一つ目は日本原産のガクアジサイ系、二つ目はヤマアジサイ系、三つ目は品種改良されたハイドランジア(セイヨウアジサイ)があります。

アジサイは嫌な梅雨時期でもその美しさをみせてくれる花であり、その華やかさが人々に人気のある花のひとつと言えるでしょう。

アジサイ 切り花にするには

アジサイ 切り花 水揚げ

普段アジサイは直に植えられているイメージかと思いますが、切り花として家の中に飾ることもできます。普通のお花屋さんでも「鉢植え」としてではなく、「切り花」として売られているところもあります。ですが、どの花にも言えますが、ただ花瓶に水をいれるだけでは長持ちはせずに、すぐにしおれてしまいます。

直植えされているのと同じように美しいまま花瓶に刺すにはちょっとしたコツがあります。

アジサイを水揚げするときのコツ

すぐにしおれてしまう原因はいくつかありますが、一番悪いのは茎から十分に吸い上げる水分量の問題です。長持ちさせるには、茎からしっかりと水分を吸収してあげる必要があります。

そのためには一番手頃で簡単なやり方が水切りです。ほかにも茎を焼いたり、叩いたりする方法もありますが、これが一番早いです。

水切りの方法は、まず余計な葉を取り除き、たっぷりの水が入ったバケツに茎をいれ、水の中で斜めに茎を切ります。

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このときに導管をつぶさないように切ることがポイントです。つぶしてしまうと水の吸い上げがいっそう悪くなってしまうので、普通のはさみではなく園芸用のしっかりと切れるハサミを使いましょう。切ったあとは茎の中にワタがあるので、それを取り除き、茎を縦に切ったら終了です。

まとめ

今でこそ人気のあるアジサイですが、昔は人気がありませんでした。ですが、西洋人が日本のアジサイに感銘をうけ、母国へ持ち帰り、そこで西洋アジサイが作られ逆輸入される形になりました。それから日本でも人気の一つになっていったのです。

季節の花をみると心が和み、四季折々の楽しみがあります。忙しい日常をあっという間に過ごすだけでなく、季節を表してくれるお花を食卓に飾るだけでも、ちょっとした和やかな気持ちになるかもしれません。