大菊、中菊、小菊など菊にはさまざまな種類があります。その中でも比較的栽培しやすい9cmの和菊は見た目もサイズ感もかわいらしく地植えではなく、鉢で育てられるという魅力が詰まっています。

今回はその鉢植えの育て方を調べてみました。

菊を鉢植えで咲かせたい!育て方のコツとは?

菊 鉢植え 育て方

今回は小菊なので8〜10号鉢に植えつけます。鉢植えを使用する際には必ず一番下に鉢底石を置いてから土を入れます。

これは土に通気性や排水性を良くし、根腐れの予防をするためです。菊の花は水をあげすぎても根腐れをおこしてかれてしまうので鉢底石の存在は欠かせません。

その上に菊用の土や市販の”花と野菜の土”を。また自分で土を作る場合は腐葉土や水もちを良くするためのピートモス、水はけを良くするための赤玉土、排水性を保つためのパーライトを配合して土を作ります。これらを4:2:3:1の割合で配合して鉢に入れましょう。

菊は他の植物に比べ肥料を多く必要とします。ですので菊の根がしっかりしてきた頃に置き肥をします。油かすなどの乾燥肥料を根から離れた場所にそっと置き軽く土をかぶせます。

根に直接肥料が触れてしまうと根が肥料障害をおこし根腐れしてしまうので注意しましょう。

また、菊は水をあげすぎても根腐れをおこします。1回の水やりの目安としては、鉢の下から水が染み出てくる程度にし、土が乾いてから次の水やりをするようにしてください。水が足りなくても枯れてしまうので注意しましょう。

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菊を鉢植えで育てるとき、植え替えはどうするの?

植え替えの時期は種類にもよりますが、秋菊の場合は4月〜6月頃が最適です。小菊は育成途中での植え替えの必要はありませんが、同じ土で育てていると害虫の被害や病気などにかかりやすくなってしまうので、毎年花が枯れた後に必ず新しい土に植え替えるようにしましょう。

鉢植えを植え替えるときにはひとまわり大きい鉢に植え替えるか、数本生えている新芽(冬至芽)を1株ずつに分けて同じ大きさの鉢に植え替えましょう。

まとめ

菊を鉢植えで育てる場合地植えより気をつけなければならないことが多いため少し難易度が上がります。ですが、水やりのコツや肥料の量、タイミングに気をつければ綺麗な花を咲かせてくれます。なので完璧を目指すより愛情を持って自分のペースで育ててみてくださいね。