グズマニアの株分けは、株分けするときに注意するポイントもありますが、株分けする時期についても理解しておく必要があります。グズマニアは、「着生植物」なので根から株分けするのではなく、新たに芽を出す子株から株分けします。では、グズマニアの株分けする時期はいつ頃が適しているのでしょうか。そこで、グズマニアの株分けの時期について詳しくご紹介します。
【グズマニアの株分けに最適な時期とは?】
グズマニアが他の植物と大きく違う特徴といえば、水の与え方です。グズマニアの中央は、葉っぱの根元が重なり合うようにして筒状になっています。グズマニアの水やりは、この筒に水に行いそこ溜めるようにしておくと、グズマニアがそこから水を吸い上げて生長していきます。そのグズマニアの成長期が終わると、少しずつ花の色もあせて枯れ始めます。グズマニアの株分けの最適な時期は、ちょうどこの株元が枯れてくる頃が適しています。季節は、グズマニアは品種にもよりますが、成長期が5月~10月頃なので秋以降が適しています。
基本的に、花があせてきて株元が枯れてきたら、そろそろ子株が見えるようになると理解しておくと、どの時期に株分けするのがいいのか予想しやすいです。まず、花を終えた株元が枯れてきたら子株が芽を出してきます。株元が枯れるのは、この子株が芽を出してからなので、具体的な目安としては、子株の葉っぱが10枚以上にも増えたら株分けをするのがいいでしょう。
また、株分けする子株が良く育つには、色がさめてきたり枯れてきて元気がなくなった株元の花苞を切り取っておくと、子株にしっかり栄養分が行き届くので成長がより促されるようになります。株分けした子株は、自ら自生するようになるにはおよそ1ヶ月~2ヶ月ほどかかると思ってください。株分けしたグズマニアを育てる時は、場合によって肥料が必要になることもあります。
もし、株分けしたグズマニアの根の生長が遅いようなら、肥料を使って生長を促す方法も取り入れましょう。肥料も水やり同様に、筒状のところに注いで与えます。秋以降に株分けしたグズマニアは、寒い時期になると水の吸い込む力が弱まってきます。その為、水やりで与えた水が筒状の中で古くなっていくと、それが原因で腐ってしまうことがあります。
寒い時期の水やりは、筒の底にほんの少し水が溜まっている環境にして、水が多いようならグズマニアを逆さにして余分な水は減らすようにしましょう。株分けしたグズマニアを管理する場合は、少なくとも7℃から8℃が必要なので温度にも気をつけてください。
まとめ
グズマニアの株分けは難しくありませんが、時期についてはある程度見極めが必要になりそうですね。では、グズマニアの株分けの時期についてもう一度ポイントをおさえておきましょう。
・株元が枯れてくる頃が最適な時期
・グズマニアの成長期が終わった秋以降
・具体的な目安は、子株の葉っぱが5枚から10枚以上にも増えた時
・枯れてきた株元の花苞は切り取っておく
・場合によって肥料が必要になることもある
・温度は、少なくとも7℃から8℃が必要
グズマニアの株分けは、時期を見極めて行えば植え替えた新しい環境でまた新たな力を得て成長していきますよ。