薄ピンク、濃ピンク、白色、淡い紫色の楚々とした可憐な花を咲かせるカワラナデシコ。河原や草地、里山で夏の風に吹かれている様子は心が癒されますね。このカワラナデシコの花や葉っぱはとても特徴的です。今回は、この花や葉っぱの特徴について見ていきます。

 

特徴的な花弁のカワラナデシコは以外に丈夫!?

カワラナデシコ 花 特徴

ナデシコの種類はおよそ300種といわれています。日本で自生しているのはその内の4種類で、その一つが「カワラナデシコ」になります。清楚で可憐な見た目とは違い丈夫で育てやすい花です。耐寒性があり少々の寒さでも耐える事ができます。ただし、寒冷地での霜などが当たり続けると枯れてしまうので、霜よけ対策が必要になります。

日本と東アジアを原産地とするカワラナデシコは水場近くの日当たりの良い所で見る事が出来ます。潮風なども多少の体制があり海岸近くの土壌でも自生することが出来ます。

カワラナデシコの花の見ごろは6月~9月頃で、地域によって5月頃から咲く所もあれば、10月頃まで咲いている所もあります。

カワラナデシコの特徴として一番大きいのは花弁になります。一見たくさんあるように見えますが、実は5枚しかありません。花弁一枚ずつそれぞれが無数に裂けて広がっているのです。

花柱は雄しべと雌しべで数が異なります。雌しべ2本に対し雄しべの数は10本で形成されています。花色は個体差もありますが、自生種の多くはピンク及び紫色、白色でしょうか。今は品種改良も多く、赤や純白、ピンクと白が混ざったものなどが見られるようになりました。

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カワラナデシコの花に負けない特徴的な葉っぱについて

カワラナデシコの花は草丈30~60cm、品種によっては80cmにもなります。葉っぱの特徴は葉の付け根から茎を抱くように生えている事です。また、向かい合って生えています。細長い形状をしており、先端は尖っているのが特徴的です。

 

まとめ

これまで、カワラナデシコの花や葉っぱの特徴について見ていきました。花弁の形がこの花の魅力の一つなのは間違いないですね。しかし近年では自生種の数がどんどん減少しているそうなので、野山や水場の近くへ行ってもあまり見かけなくなってきました。また少しずつでも増えていって欲しいですね。