店先に並んでいるガーデンシクラメンやミニシクラメンなど、これらは原種シクラメンを園芸用に品種改良された花になります。原種シクラメンは、葉も花も小型のものが多くその種類は20種類以上と言われています。

原種シクラメンは、種類によって開花時期が違う

シクラメン 原種 種類

原種シクラメンの特徴として、全体的に園芸用よりも小ぶりで、葉がくっきりとした濃い緑で、白色の斑点が入っていて、葉だけでも美しく見応えがあります。

その種類をいくつか紹介していきたいと思います

へデリフォリウムの開花時期は、8月~12月、花色が白や薄いピンク、濃いピンクなどがあります。耐寒性・耐暑性共に強く、乾燥にも強い性質をもっています。半日陰で管理が出来ます。

続いて、コウムは、開花時期が1月~3月と短めです。花色は白、薄いピンク、濃いピンク、紫などがあります。乾燥には弱いですが、耐寒性・耐暑性に強い種類になります。

コルチカムは、コーカサス山脈に自生し、6月~9月に咲くシクラメンの品種です。市場にはほとんど出回らない、珍しい種類になります。

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ペルシカムは、現在流通しているシクラメンの元になります。春咲きの品種です。

バレリアリカムの開花時期は、春から初夏、花色は白になります。全体に小ぶり

プルプラスケンスの開花時期は、夏から秋、葉が厚手で、丸みおびているのが特徴です。休眠しない事が多い品種です。

ミラビレの開花時期は、9月~11月、花色は白、ピンク。耐寒性はやや弱く、耐暑性と乾燥に強い品種です。花付きがよく、香りが楽しめます。

ここに上げたのはほんの7種ですが、こうやってみると開花時期が種類によって異なっているのが分かります。

流通している園芸用のシクラメンは、ほぼ同じ時期に開花しますが、原種シクラメンは、春咲き、秋咲き、冬咲きとあるようです。耐寒性や耐暑性に強いものが多く、野生の方がたくましい印象です。

まとめ

原種シクラメンは、園芸用のシクラメンより、全体的に小型の割にたくましい事が分かりました。また、種類によって開花時期も違っているので、上手く組み合わせて育てれば、長く咲いているところを見続けることが可能です。

ただし、日本で栽培し易いのは、へデリフォリュウムとコウムが比較的入手しやすいようですが、他はあまり流通していないようです。それでも秋頃から冬にかけて、楽しむことができますね。