自然豊かな新潟県の角田山は佐渡弥彦米山国定公園の一角、弥彦山から連なる弥彦山塊のなかでは北側に位置しています。四季折々の変化をみせる角田山ですが、カタクリの名所としても知られています。

ここでは、角田山のカタクリの見頃時期とおすすめの登山コース、観光スポットについてご紹介します。

角田山 カタクリ 見頃

【見頃は春先・登山で楽しむ角田山のカタクリ】

新潟県新潟市西蒲区にある標高481.7 メートルの角田山。「花の山」とも呼ばれる角田山では、さまざまな種類の花々が咲きます。そのなかでも、春の訪れを告げるのがカタクリ、斜面一面に広がる群生の様子は圧巻の一言、見頃の時期は4月上旬から4月中旬です。

 

角田山には7つの登山ルートがあり山頂までは約1~2時間、最短ルートや家族向け、野趣あふれる険しいルートなど選択によって変わります。ご家族連れにおすすめなのが五ケ峠登山口からの登山です。上り時間約90分、下り時間50分、距離は3.1キロメートルですが、もっともなだらかで登りやすいルートです。

 

山頂まで最短で登りたい場合には、稲島登山口がおすすめ。旧北国街道の宿場稲島が登山口となっています。上り時間60分、下り時間40分、距離1.7キロメートルです。

 

湯の腰登山口からのルートは、野趣あふれる多少険しい登山ルートです。上り時間90分、下り時間50分、距離2.6キロメートルのルートは、道沿いに沢があるなど風景の変化を楽しめます。

 

角田山山麓周辺には、天然露天風呂を有する温泉施設やスポーツ施設に加えて、さまざまな史跡があります。ホタルの里にある「じょんのび館」では、和風・洋風の他、露天風呂が好評です。見頃のカタクリを鑑賞した後、温泉で疲れを癒してはどうでしょうか。

 

角田山について知るためには角田山記念館がおすすめです。わかりやすいジオラマやパソコンによる疑似体験登山は、まだ登っていないルートを体感することができ、角田山の写真や絵画を展示したギャラリーも人気を集めています。

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この他にも、芭蕉の句碑や重要文化史跡に指定されている菖蒲塚古墳、七面大明神教化の岩穴などの史跡があります。

【まとめ】

角田山のカタクリの見頃は4月上旬から4月中旬です。角田山には家族連れ向きの登山コースがあるため、早春のカタクリを鑑賞しながら登ることができます。また、角田山周辺には、温泉施設や史跡もあるので、見頃のカタクリを楽しんだ後は温泉で疲れを癒し、史跡で歴史に触れてみてはいかかでしょう。