カタクリとは早春の野山に咲き、春の訪れを感じさせる可憐な花です。自然の中で咲くイメージが強いカタクリですが、人の手によって栽培することも勿論可能です。
花をつける時期以外はじっと土の中で過ごしているカタクリを栽培していく中で、植え替えに適した時期というものが存在します。
それはいったいいつ頃なのでしょうか。今回はカタクリの植え替えに最適な時期をご紹介したいと思います。

カタクリ 植え 替え 時期

カタクリの植え替えに適した時期とポイント

カタクリは春の初め頃に花を咲かせる植物です。具体的にだいたい3月くらいから徐々に花が開花しはじめます。寒さの残る時期に花を咲かせるため、カタクリは耐寒性が強くなっています。しかしその反面夏の暑さにはやや弱くなっているので、夏の時期に植え替えはオススメできません。
ではどんな時期が最適かというと、夏の暑さが和らいだ9月から10月頃が適していると言われています。カタクリは春に花を咲かせたあとは葉も出さず土の中で球根として埋まっているので、暑さも和らぎつつ休眠の時期に植え替えをすることが植物自身にも負担が掛からないベストな方法と言えます。
植え替えの時のポイントとしては、球根を植える際に深めに土を掘ることです。カタクリの球根は深めに埋めてあげたほうが良く育ちます。これらは鉢に植え替えるのか、もしくは直接地面へ植え替えるのかによっても異なります。

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鉢に植え替える場合は大き目で深さのある鉢植えを選ぶことも大切です。そしてカタクリの球根1つ分もしくは10センチほどの深さに球根を植えてあげます。地面に植え替える場合は日差しの熱にカタクリが晒されないように木陰や半日蔭になる場所を選びましょう。こちらも埋める際の深さは10センチほどで大丈夫です。

【まとめ】

カタクリは冬の寒さに強く、夏の暑さに弱い植物です。そのため植え替える際にも直接日差しに当たらないような木陰や半日蔭の場所を選んであげると良いでしょう。休眠期間も長く育てるのにもコツがいりますが、自分の手で美しいカタクリの花が咲いた際の感動はひとしおです。春の訪れを知らせてくれるカタクリの花を育ててみるのも良いかもしれませんね。