白やピンク、オレンジなどの色とりどりの美しい花を咲かせるマーガレット。大切に育てていても、害虫や病気の影響を受けることもあります。害虫であれば見てすぐにわかりますが、病気となるとなかなかわかりにくいものです。

しかし、わからないからといって放っておくと見た目が悪くなったり最悪の場合は全滅してしまうこともあるのです。

 

マーガレットの葉に見られる病気と対処方法    

マーガレット 葉 病気      

アブラムシが多くついてしまった場合に心配なのが、モザイク病です。アブラムシの媒介によりもたらされるもので、感染すると葉が黄色くなり濃淡のあるモザイク模様や黒斑が出てきます。この病気にかかってしまった場合はウイルスの感染を防ぐために処分するしかありません。まずは感染しないようにアブラムシの駆除や使用するハサミなどを綺麗にするなどの予防が大切になります。

天候によって発生しやすいのがうどん粉病です。春から秋にかけて、湿度が低く乾燥しているときに発生しやすいと言われています。白い粉のようなカビが葉の表面につくためすぐにわかります。見つけたら病気にかかっている葉は除去しましょう。

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予防のために乾燥しているときは適宜水やりをし、陽当たりを良くしたり、株が混んでいるときは少し間引いて風通しを良くすることが大切です。それでもどんどん広がってしまうときにはカリグリーンなどの薬剤が効果的です。

他にもさび病というのがあります。これは名前の通り葉に『さび』のようなものが出てくるもので、さび病菌というカビの一種が原因です。この病気に感染すると茎や葉にできた黄色い斑点が徐々に大きくなり、次第に褐色の、まさにサビのような粉を吹くようになります(色は褐色だけではなく黒や淡黄色なども有る様です)このさび病菌はアルカリに弱いため、発生した土に石灰をまくと菌の抑制につながります。安心のためにカリグリーンなどの薬剤を散布するのもお勧めです。

 

まとめ  

大切に育てていてもちょっとしたことで、病気になってしまうものです。株を購入するときに元気が良く葉が丈夫なものを選ぶことや、陽当たりや間引きなどのお手入れを怠らず、花と会話を楽しんでみてはいかがでしょうか。

日頃から全体に目をいきわたらせることで、早いうちに病気を発見し予防・対処ができるのです。美しい花を引き立たせるためにも元気な葉が必要です。適切な対処で健康なマーガレットを育てましょう。