ユリの花はその美しさからプレゼント用や、おめでたいイベントなどでも用いられています。多年草で夏の時期が咲き時です。そのユリですが、実は食べられるというのは知っていましたか?地域にとっては今も食用で食べられているところもあるようです。

今回は、食用のユリについて紹介していきたいと思います。

食用 ユリ 品種

食用 ユリ 品種

主に「オニユリ」「コオニユリ」「ヤマユリ」「カノコユリ」が挙げられます。

「オニユリ」は、グアム、中国、朝鮮半島、日本に自生しています。日本で北海道から九州の平地から低山で見られます。草丈は2mほどにもなる大型のユリで、夏が咲きどきです。花の色はオレンジ色です。

「コオニユリ」はオニユリとほとんど同じですが、一回り小さめで、種子を作ることがオニユリとの違いです。

食用として栽培されて、市場に流通しているユリはコオニユリがほとんどです。

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「ヤマユリ」は日本特産のユリです。主に近畿地方の山合いで見られ、そのことから名前がヤマユリとなりました。

ユリの王様とも言われていて、その芳醇な香りは多くの人を魅了します。発芽から開花するまでに実に5年ほどもかかるそうです。

「カノコユリ」は主に日本だと九州、中国、台湾の北部で見られるユリです。江戸時代にはドイツの医者シーボルトが日本からカノコユリを持ち出し、ヨーロッパでもとても人気の品種となりました。

同じく江戸時代にはすでにこのカノコユリを加工しておやつにする方法が存在したようです。ユリには、滋養強壮、利尿、咳止め、解熱、消炎の効果があるようです。

まとめ

今回は食用のユリについてでしたがいかがだったでしょうか。ユリ根の食べ方ですが、フリットにしたり、かき揚げやオムレツに入れてみると、美味しくいただけるかと思います。調べてみると他にもレシピのサイトはあるようなので興味があったら調べてみてください。

ユリ根は中国でも健康食品として昔から食べられていたようです。栄養と効能ですが、カリウムとビタミンCが含まれています。効能は滋養強壮、精神安定、免疫力の向上、便秘の解消、利尿作用があります。

ユリ根の気になる味ですが、ジャガイモに似たような感じでサラダなどとしても用いられているようです。ほくほくした食感ですが大人の味だそうです。ユリ根をいただく機会があれば是非試してみてください。