つる性のバラでアンジェラという品種をご存じでしょうか。元々ドイツで作られた品種ですが、日本とドイツの気候の違いで、違った楽しみ方ができるようです。

今回はアンジェラの育て方について紹介します。

バラ アンジェラ 育て方

豪快に咲くバラ!アンジェラの育て方は?

アンジェラはつるバラとして扱われている事が多いですが、実際には、フロリバンダです。フロリバンダとは、四季咲きのブッシュ樹形のバラです。本来ブッシュ樹形なのですが、温暖な日本では大型化してシュラブ樹形になっています。(3m位まで生長します)

 

アンジェラは中輪で半八重のカップ咲きのバラです。1輪だけを見た時にはさほど印象が強いバラではありませんが、圧倒的な花つきで見る者を魅了します。

 

アンジェラの咲き方は、鮮烈といっていいほどどんどん咲いてくれます。房咲きする品種なので、株全体を花で覆い尽くしてしまいます。つぼみが次々開花するので、長く花を楽しむことができます。

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つるバラとして剪定や誘引を行った場合は、春以降、夏にはすこしだけ返り咲きします。しかし、元々は四季咲きの品種ですから、枝先を長くしないで、ブッシュ樹形に剪定すれば、春、夏、秋と四季咲きさせることができます。

 

植え付けは日当たりがよく、風通しのよいところを選んでください。地植えの場合は、水はけが良ければ、土壌の質は気にしなくても大丈夫です。鉢植えの場合は、土をバラ専用の物にするとよいでしょう。水やりについては、鉢植えの場合、年間を通して土の表面が乾いたらたっぷりとあげて下さい。地植えの場合は、夏などの高温期で土が乾燥している場合に、水をあげて下さい。肥料に関しては、鉢植えの場合置き肥を定期的に実施して下さい。地植えの場合は冬に寒肥として肥料を与え、また若い株には花後に追肥するとよいです。

 

若いうちは病気や虫が付いたりもするようですが、株が充実してくるとほぼ病害虫にやられることはないようです。基本的に強いと言える品種でしょう。また、出自が涼しい地域なので、耐寒性も期待できます。バラは初心者、という方にも十分おすすめできる品種です。

【まとめ】

アンジェラという名前は欧米ではポピュラーな名前です。もとは天使のエンジェルです。バラの命名の由来はわかっていませんが、天使のようなバラ、あるいは天使が持つバラのようなイメージだったのかもしれません。