皆さんはパンジーと聞いてどんな花を思い浮かべるでしょうか?少し年代が上のひとだと三色スミレと答える人も多いと思います。しかし、最近、公共の花壇や花屋さんなどで小さなパンジーを見たことありませんか?昔に比べてパンジー小さくなってるなーと思っている人もいるかもしれませんね。

あの小さいパンジーは本当にパンジーなのでしょうか?それともパンジーによく似た違う花なのでしょうか?調べてみたいと思います。

小さいパンジーの名前は

パンジー 小さい 名前

小さいパンジーはビオラという花です。パンジーもビオラも分類学上は同じヴィオラ属の種類の花です。近年では花の大きな物をパンジー、小さな花を付けるものをビオラと夜生んでいるようです。

具体的には過花径が5cm以上の物をパンジー、4cm以下の物をビオラと呼んで区別しているようです。一時期、パンジーとビオラの中間の花をパテオと呼んだこともあるようですが定着しなかったようです。

ですから小さなパンジーというと概ねビオラの事を指すことになります。ビオラは19世紀の終わり頃から育種が行われパンジーよりも染色体が少ないとされています。

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ビオラはパンジーよりも原種のスミレに近いため耐寒性はパンジーよりも優れていて、花つきはよく、株もまとまる傾向にあります。

ビオラの花もほぼパンジーと変わらない色や形を備えています。1980年ころまではビオラは数種類だったそうですが、今では多種多様なビオラが存在していますし、現在進行系で品種改良が進められています。

まとめ

パンジーよりも小さい花はビオラという花でした。ビオラもパンジーも同じ種族なのでほぼ同じ花の種と言っていいでしょう。厳密には違うのですが、花の大きさ以外は見た目はかわりません。ただ園芸品種ではパンジーやビオラは区別されています。ガーデニングでは寄せ植えやデザイン鉢に植え付けなどで区別した方が便利だからでしょう。

最近ではビオラが小さい花を沢山つけて咲くので寄せ植えに便利だということで人気を上げています。また花自体も可愛いデザインや花色が多く開発されていて品種も豊富になりビオラ自体を主役にした寄せ植えも人気になっています。