針金のように固いクレマチスの枝ですが、誘引している時や剪定作業中にポキリと折れてしまうことがあります。細くて固いので折らないように細心の注意を払っていても、そういう時に限って折れてしまうもの。では、そういう時はどうすればいいのか紹介します。

クレマチス 誘引 折れる

クレマチスは誘引中によく折れる!

実をいうと、クレマチスの枝が折れること自体はよくあるのです。とはいえ、クレマチスはつる性の植物ですから、折れた位置によっては損害が大きいものです。クレマチスの枝は時間がたつと固くなり、無理に曲げると折れやすいのです。だから誘引の際はある程度硬度を持ち固くなり切る前に行うのが良いのですが、それでも折れてしまうことはあります。

しかし、驚くことにクレマチスは完璧に枝を切断してしまわなければまだ応急処置の施しようはあるのです。それはセロハンテープで補強すること。もしかしたら「えっ、それだけでいいの?!」と思われるかもしれませんね。

クレマチスの枝を折ってしまったとき、完璧に切断していないのであればその折れた箇所にセロハンテープを貼って固定しておきます。そして1日様子を見ます。1日経って先のほうの葉っぱがしおれていなければ問題ありませんので、そのまま誘引しても大丈夫です。しかしこのときセロハンテープはそのままにして、今度こそ完全に折ってしまわないように気を付けましょう。心配なときはそのまま動かさないようにした方が良いかもしれませんね。

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逆に、1日経って先の方の葉っぱがしおれてしまっていた場合は、素直に切ってしまいます。つぼみがあったりすると切るのが忍びなくなってしまいますが、ここは仕方がありません。

ですが、クレマチスは剪定するとその下の葉っぱの根元から新芽が出てきてさらに枝が増えて花が咲く植物です。枯れてしまうわけではありませんから、新しく伸びてくるであろう枝と花を大事にすることを考えましょう。なお、そのときは節と節の間で切るようにしましょう。節の近くで切り戻しを行ってしまうと新芽がしおれやすくなるからです。また、折れたツルもそのまま捨てるわけではなく土に挿しておけば発根して株を増やせることもありますから、気を落とさずに次に繋げましょう。

【まとめ】

折れてしまった瞬間はショックなものですが、繁殖力の旺盛なクレマチスは応急処置を施せばまた元通りになる可能性があります。まずは落ち着いて処置をしましょう。