クレマチスは、たっぷりのお水を好むので、水切れを起こしぐったりしていることがあります。しかし、土がしっかり水を含んでいても立ち枯れ状態になっている場合は、病気の可能性があります。全体的に立ち枯れ状態の場合もあれば、特定の枝だけがなることもあります。状態をよく見て適切な処置をしましょう。

クレマチス 立ち枯れ病 原因

【クレマチス 立ち枯れ病 原因】

【クレマチスの立ち枯れ病の症状と原因!】

立ち枯れ状態に気付いたら早めに処置しましょう。高温多湿の6~9月ごろに病気になりやすいです。病原菌は傷口から侵入したり、葉に感染して広がります。被害箇所から上部にかけて、枝や葉が変色(茶色または、黒褐色)しています。

原因としては、用土に混入している腐葉土などが未熟な場合、立枯病、白絹病などになりやすくなります。また、風通しが悪いところだと、うどんこ病、葉枯病、さび病なども発生しやすくなります。

害虫による葉の被害もあります。コガネムシの幼虫による根の食害もあります。害虫被害は、葉がすすけたような症状、食害の跡があったりします。早めに対処しましょう。

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【クレマチス 立ち枯れ病 対策】

【クレマチスの立ち枯れ病対策!】

まず、被害にあった箇所を思い切って切り落とします。ほかに感染しないよう被害箇所はすべて切り落としましょう。全部切り落としてから、薬剤を散布しましょう。殺菌したら、加湿にならないように注意し様子を見ましょう。枯れ死と思いすぐ処分しないようにしてください。2週間くらいで新しい芽が動きだします。

加湿に起こりやすい病気なので、鉢植えの場合は、土の表面が乾いたときに水を与えるようにしましょう。また、高温多湿をさけるために風通しの良い場所に置くよう気をつけましょう。地植えの場合は、梅雨時の雨水で十分足りているときは、水を与える必要はありません。

また、何度も病気が発生する場合は、5月くらいから2週間に1回くらいのペースで、定期的に薬剤を散布し予防に努めましょう。

環境に原因がありますから、明るい日陰、肥料少なめ、通気性、水はけがよく未熟な腐葉土がないような土壌の改良が大切です。

長年ほっといても毎年綺麗に咲くクレマチスもあります。品種によっても株の強さは違ってきますから、強い品種に変えてみてもよいでしょう。

【まとめ】

立ち枯れ病の原因は、高温多湿と通気性の悪さです。最初に地植えをするときにクレマチスの環境にあった場所と用土をしっかり選びましょう。鉢植えの場合も同様で、置く場所を考えていろんなところに置かないようにしましょう。それでも立ち枯れ病にかかってしまったら、少しでも早い処置を菌からクレマチスを守りましょう。