バラの品種名「イントゥリーグ」とは、1982年にアメリカ合衆国で作出されたもので、花の色はワインレッド(赤紫色)で花形は半剣弁咲き、強香の特徴を持っています。

花の色は低温期の秋では深みのある紫色が強くなりますが、高温期では赤みが強くなっていきます。生育は悪くないですが、病気・害虫に弱く、うどんこ病や黒点病(黒星病)に弱い面があるので、定期的な薬剤散布が必要とされています。

バラ「イントゥリーグ」の育て方

バラ イントゥリーグ 育て方

耐病性がなく、病気に弱いので、その予防策や対応策を知る必要があります。まずはうどんこ病ですが、葉などにカビの菌が住み着いて白くなる、バラ以外にも発症するので有名な病気です。

この症状が進むとカビが繁殖して白くなった個所は光合成ができなくなり、枯れていきます。症状が現れたら枝ごとカットして他の部位に転移しないようにしましょう。

黒点病(黒星病)に関してもカビが原因なので、感染したらその個所を取り除きましょう。感染した個所は元に戻るということは難しいので、そこに手間をかけずさっさと対処してしまった方が別のことに手間をかける時間が作れます。

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基本的な育て方は、適度な水やりや水不足にならないようにすることや、月1程度に有機肥料と化学肥料を追肥することや、高温多湿の際には風通しがよくするようにすることが望ましいとされています。

冬に剪定する場合には、全体の高さが半分くらいになるように枝をカットします。夏に剪定する場合には、全体の高さが2/3くらいになるようにカットします。

剪定する際には、枝の切り口から液が滴ることがありますが、ここから病原体などに感染しやすくなりますので、注意して剪定するようにしましょう。

またバラは自身のトゲでも枝を傷つけることがありますので、しっかりと構造物に誘引したり、強風の際には傷つかないように、注意して観察を怠らないようにしましょう。

まとめ

基本的な育て方は通常のバラと一緒と思えば問題ないと思いますが、耐病性がないので、こちらの対処を怠らなければ、花を咲かせることができるはずです。

この耐病性の弱さがありますので、薬剤散布などに手間がかかりますので初心者の場合は少し荷が重くなります。バラを育てる際にはイントゥリーグも含めご検討されてはいかがでしょうか。