古くから日本で親しまれているアヤメ。庭に植えると、初夏のころに紫色のすずしげな花を咲かせてくれることで大変人気です。今回はアヤメを種から育てるやり方をご紹介いたします。

アヤメの種からの育て方は?

アヤメ 種 育て方

アヤメは日当たりのよい場所を好みます。日当たりにさえ気を付ければ、育てる手間はそれほどかからないと言われています。

日陰や、日照時間の短い場所へ植えると、花つきが悪くなってしまうので注意してください。

アヤメは主に苗で売られており、種は市販されていません。ですので、花が終わる六月ごろに採取し、乾燥させたものを次のシーズンに植えます。

アヤメは咲くまでに三年以上かかることがあるので、気長に育てたい方におすすめのお花です。

寒い時期である12月~2月以外の時期であれば、いつでも種まきができます。

赤玉土をメインとした種まき用の用土に種をまき、軽く土をかぶせて、土が乾かないよう水やりをして管理します。

約一か月で芽が出てきますので、その後は土の表面が乾いたら水を与えてください。

苗の大きさに応じて植え替えを繰り返すようにします。草丈10センチほどになったのを目安に、地面に植え付けるのがよいです。

日当たりと水はけのよい場所を選んで、株同士の間隔は20センチほど空けるようにしてください。

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水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりとあげるのがコツです。地植えは、植え付けから2週間は水が乾かないように水を与えるようにしますが、その後は「乾いた土にたっぷりと」が基本です。

肥料はゆっくりと効く緩効性のものが向いています。与えすぎは逆効果となってしまいますので、控えめに与えるのがコツです。

アヤメは枯れた花をそのままにしておくと、種がついて株の栄養が種に集まります。種を採取するのが目的でない場合は、花がらを摘み取りましょう。そうすれば、その後も再び花を咲かせてくれますよ。

花の季節がおわったら、茎を根元から切り落とします。そのままにしておくと、茎が根元から腐って株がダメになってしまうことがあります。

まとめ

いかがでしたか?今回はアヤメの種からの育て方についてご紹介いたしました。日当たりと土づくりさえきちんとしておけば、比較的育てるのは難しくはありません。