「オキザリス」という植物をご存知でしょうか?
自然の中でもよく見かけるカタバミという植物の仲間です。
品種によって開花時期や育成環境が異なる奥が深いオキザリス。
今回はオキザリスの育て方についてご紹介します。

オキザリス 育て方 種類

種類によって異なるオキザリスの育て方

オキザリスは種類によって育て方や見た目が異なります。
球根が地中にできるものや、多肉植物のようなものなどと様々。
開花時期や耐暑・耐寒性も異なります。

どのオキザリスの種類も育てやすく、開花時期が長いので初心者の方におすすめです。

・9月~10月にかけて開花する秋植えの種類
ロバータ…葉が小さく濃い黄色の花を咲かせます。
ルテオラ…小型のオキザリス。3号鉢(直系9㎝)で育てられます。
植え付けは8月ごろに行います。

・10月から翌年の春まで花をつける種類
バーシカラー…中型のオキザリス。11月から2月ごろまで覆輪の花を咲かせます。
ボーウィー(ハナカタバミ)…濃いピンク色の大輪の花を咲かせる種類。
ヒルタ…細長い小さな葉と濃いピンクの花が特徴の種類
植え付けは9月~10月ごろが適しています。

・春植えのもの
ラシアンドラ…春植えで夏に花をつけます。耐寒性があり、濃いピンク色の花を咲かせます。
アデノフィラ…独特の葉の形状をしています。花はピンクと白が入り混じった可愛らしい見た目をしています。
デッペイ…大型のオキザリス。4号~5号鉢で育てるのをおすすめします。

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種類ごとのオキザリスの育て方をご紹介

オキザリスは基本的に球根で育ちます。

植え付け方も種類によって異なります。
土の表面から1~2センチ程度の所にとがっている方を上、丸みのある方を下にして植え付けを行います。
両面がとがっていてどちらが上か分からないものは横向きに植えると良いでしょう。
アデノフィラの球根は完全に土に埋めてしまうと腐ってしまうので球根の2/3位を土から出して植え付けます。

球根から発芽をしましたらしっかり日に当てて根元を固くしてあげましょう。

花期が長いもの(バーシカラーやボーウィーなど)は土中に肥料を施しましょう。
花期が長くないものは発芽後に置き肥をする程度で十分です。
肥料はあげすぎると花つきが悪くなるので注意が必要です。
塩分を含むものは根を傷めるので塩分をふくまないものを与えましょう。

【まとめ】

オキザリスは病害虫に強く、手入れもあまり必要がないので園芸初心者の方にも育てやすい植物です。
・全てのオキザリスに共通する育て方は「日光をよく当てる事」「水をあげすぎないこと」
水をあげすぎると根腐れをおこしやすくなるので屋外に鉢を置く場合は長期に渡って雨水に濡れないようにしましょう。
・球根の形や植え付け時期は種類によって違います。
植え付けはは大きく分けて、春に植えて初夏~秋に咲くもの、夏の終わりごろに植えて秋~翌年春に咲くものの2種類に分かれます。
様々な種類があるので好みのものが見つかると良いですね。