南アメリカ原産であるオシロイバナは、可憐な花が美しく観賞用としても栽培されていることが多い植物です。栽培は極めて簡単でもありますが、今ではほとんど野生化しており、遊歩道や公園などでもその姿を見ることができます。

夕方に咲くと知られているオシロイバナですが、名前の由来はオシロイバナの種子に白い粉があり、この白粉(オシロイ)から名づけられたと言われております。

球根よりも種をまくことで簡単に栽培できると言われているオシロイバナですが、では黄色のオシロイバナの品種には、どういったものがあるでしょうか?

オシロイバナ 黄色

黄色のオシロイバナの品種とは?

実はオシロイバナのほとんどは、品種名があまりないと言われております。白色の花を咲かせるオシロイバナには希少な色として、一部名前が付けられておりますが、オシロイバナの本種は「Mirabilis(ミラビリス属)」という種類に属しております。これは50~60種類があると言われておりますが、基本は赤がメイン色となっています。

ですが、一部その種類として名前が付けられているのもあります。その種類は「マーブルズ」や「ブロークン・カラーズ」と呼ばれているものです。まず「マーブルズ」と呼ばれるものは、その花色によってオシロイバナの種類が区別されていると言われております。「ブロークン・カラーズ」は赤色や黄色、または赤色や白と言った色が混ざっている種類であり、つまりは混合の種類であるとも言われております。

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オシロイバナの形態は、草丈を伸ばし苞からでる「ガク」が花弁のような形をしているので、その「ガク」が花弁と言われる人も多いかと思います。ですが、実際はオシロイバナには花弁がなく、花弁に見えているのは「ガク」と言われております。

【まとめ】

オシロイバナは開花時期が長いですが、可愛らしい花を付けてもその命はたった一日と短いです。ですが、開花時期の間は次々と咲き続けるので、より長くその花を楽しむことができます。夕方から咲く植物なので夜間に鑑賞できるところにおいてあげるとその爽やかな香りも楽しむことができるのはないでしょうか。ですが、オシロイバナには実は「トリゴネリン」という毒が草全体にあります。根や種にもあるので、ペットや小さいお子さんがご一緒の場合には、間違って飲み込まないように注意が必要です。