オシロイバナの株は50センチを超えるほどの草姿と言われております。そして花は日中ではなく、夕方から翌朝にかけてひっそりと咲いております。控えめで大人しく咲くので、花言葉は「臆病」や「内気」といった意味を持ち合わせております。

そんなオシロイバナですが、基本色は赤色がメインとされています。ですが、白色も咲かせることができると言われています。では、白色のオシロイバナにはどういった品種があるのでしょうか?

オシロイバナ 白

白色のオシロイバナの品種とは?

オシロイバナには赤やオレンジ、黄色といった暖色系の明るい色をした花弁から、白やピンク、紫といった神秘的な色を咲かせるのもあります。品種にはいくつかありますが、基本「マーブルズ」といった種類が、オシロイバナシリーズの一つと言われております。

白色を咲かせるオシロイバナの品種には「フタエオシロイバナ」と言われるものがあり、これは苞が二重になっている状態で咲いているようにも見えることから、そう呼ばれています。また、花弁は白でも中心が赤色をしているので、「ミラビリス・ロンギフロラ」という別名があります。

いずれにしてもオシロイバナは、一つの株や一つの茎から異なる色の花を咲かせることができる習性を持ち合わせています。

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一般的に花と呼ばれているオシロイバナですが、この花弁は「ガク」と言われており、実際にはオシロイバナには花弁はありません。この「ガク」は赤やピンク、白といった単色の他に、咲き初めや絞り咲きと呼ばれるものがあります。オシロイバナの種子は黒く大きいのですが、その中には白い粉が入っており、白い粉から白粉つまり「オシロイ」ということから名前が付けられています。またこの名前の由来は花弁ではなく、種に注目して名づけられていますが、種子をみて名前が付けられているのは、世界でも日本だけと言われております。

【まとめ】

オシロイバナは夏に開花を見せる植物です。一日しか花を咲かせない事や寒さには弱いので、一年草と言われておりますが、暖かい環境の地域では地上の茎等は枯れてしまいますが、球根や根は残っているので、そのまま春にまた芽を出すこともあります。よって多年草とも言われております。寒い地域では球根を掘り起こして植えることも出来ますが、種をたくさんこぼすので、種植えからされたほうが簡単に栽培することができます。

初心者でも簡単に植え付け、育てることができるので、次々と増えていくオシロイバナを、手軽に育て夏を鮮やかに過ごしてみてはいかがでしょうか。