シクラメンにハダニが発生してしまうと花や葉の変色や奇形が起こったり、最悪の場合生長が止まってしまったりします。

ハダニは小さく被害が表面に出てくるまで気づきにくいので予防と、発声した場合は早急な駆除が必要となります。

今回はシクラメンに発生するハダニの種類や駆除方法についてご紹介します。

シクラメンに危害を加えるハダニの種類と駆除方法

シクラメン ハダニ 駆除

ハダニには様々な種類がいます。
シクラメンに危害を加えるハダニの種類をご紹介します。

・シクラメンホコリダニ
その名の通りシクラメンを好んで発生する0.5mmほどのハダニです。
4月ごろに卵を産み、一週間ほどで幼虫になります。
幼虫は新芽を好んで食べ、成虫は葉や花を食べます。
シクラメンホコリダニが発生すると花やつぼみの奇形、花弁に黒いオイル状の模様が入る、新芽が被害を受けて生長が止ましまうなど見た目が悪くなるだけでなくシクラメンの生長を妨げてしまいます。

ダニに刺されて新芽がダメージを受けると葉の淵が丸まったまま硬化してしまい、花の開花が難しくなるという重い被害もあります。

夏場に特に活動的になり、冬は球根で冬眠をするので被害が出たら即座に駆除をしないと年を重ねるごとに大量に発生してしまいます。

・チャノホコリダニ
葉の裏に住み、閉じているつぼみに侵入して被害を与えます。
被害を受けると干からびたり変色したり奇形が出るといった症状が出ます。

・駆除と予防法
ハダニは湿度が70%以下に落ちると死んでしまいます。
湿度を60%〜70%に下げることによって駆除や予防ができます。
シクラメンも多湿を好む植物なので、乾燥のしすぎには注意をしましょう。
光も嫌がりますが、葉の裏側などに隠れてしまうので日光による完全な駆除は難しいでしょう。
薬剤での駆除が一番効果的です。
窒素やカリウムなどのハダニが好むたい肥や肥料を与えすぎないようにしましょう。

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シクラメンに発生したハダニを薬剤によって駆除する方法

葉に針で刺されたような変色がある、新芽が丸まっていたり花が委縮しているとハダニがいます。
駆除方法はまず萎縮した花を全て摘み取ります。

ハンドスプレー式の殺虫剤を使い、表面にいるハダニを駆除します。
ハダニは繁殖が早いのであっという間に増えてしまいまいます。早期に根絶したいのならば一週間おきくらいに使えるものが良いでしょう。

土に置くタイプの殺虫剤を使い、シクラメンに浸透させます。これによって葉の裏や新芽などの薬剤が届きにく場所にいるハダニにも効果がでます。

ペットや小さなお子さんが居る場合は殺虫剤の取り扱いに特に注意が必要です。

まとめ

単体でも繁殖してしまう厄介なハダニ。
予防と駆除をしっかりと行ってシクラメンを守りましょう。