植物を育てていると、様々な症状が起こることもあります。
見た目ですぐに分かるものが多いですが、それには毎日の観察が必要です。
香りも花も人気の高いゼラニウム。
ゼラニウムにも様々な病気や害虫被害などが発見されることがあります。
中でも今回は、以前より葉っぱが小さくなったこと、丸まってきた感じがする、と言った症状についてお話します。

ゼラニウム 葉 小さい 丸まる

ゼラニウムの葉が小さいのはなぜ?

ゼラニウムの葉が小さくなってしまうのは、根詰まりが原因と思われます。
鉢の中で根詰まりを起こすと、花付きも悪くなり、枝や茎が間延びしたり形が乱れてきます。
これは、植え替えをせず長期間置いておいたときに起こります。

このような状態になってしまった場合は、6~7月頃か9~10月頃、真夏と真冬を避け植え替えをします。
株の根元から三分の一程度を残して切り戻し、ひとまわりほど大きな鉢に植え替えて株を更新します。
これでまた、大きな葉に綺麗な花を咲かせることが出来ます。
水やりも土が乾燥してから、たっぷりと与えるのを心掛けてください。
水やりの量も葉に影響することもありますので、与える時はたくさんあげてくださいね。

ゼラニウムの葉が丸まる理由。

葉が丸まる理由には、害虫が原因の可能性があります。
春から夏にかけて発生しやすい「ハマキムシ」。
この害虫は葉を巻いたり綴り合せたりした中に生息し、葉や芽を食べます。
幼虫は分散し、単独で葉を巻いたり綴ったりします。
約30日で蛹になり、冬の寒い時期は巻いた葉の中で越冬。
ハマキムシの成虫は1㎝程です。

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ハマキムシは夜行性のため、光に誘われる性質があります。
ゼラニウムはかなり寒さが厳しい冬以外は外で管理をしますが、このとき植物の近くに電気などがある場合、産卵場所になってしまいます。
早期発見が重要で、遅れてしまうと全ての葉が糸で綴られ、内部から食害され植物自体が枯死してしまいます。
卵を見つけたときには、葉っぱごと摘み取り、薬剤は葉の表面にかけるようなものにしましょう。

まとめ

管理していても、ガーデニングは屋外が基本。
害虫の恐れはどうしても出てきますが、対策や薬剤も良いものがたくさんありますので対処は出来ます。
普段からなるべくつかないよう、風通しや日当たりなどを管理し、観察してください。
日々の観察で変化があればすぐに見つけることが出来るので、見つけたらすぐ対処するようにしましょう。