キンセンカには、観賞用と食用のものがあることをご存知でしょうか。園芸ショップ等で売られているキンセンカはほとんどのものが観賞用の花になり、農薬、薬剤が使用されているため、食用として使用することはおすすめできません。

食用キンセンカをまだ食べたことのない方に、食用キンセンカの味、栄養価、レシピ等、分かりやすく説明したいと思います。

キンセンカ 食用

食用キンセンカの味は?栄養価は?どんな風に食べるの?

食用キンセンカの花びらからは、うっすらと柑橘系の香りがします。ほろ苦い味は、好き嫌いが分かれる味だと思いますが、ほろ苦い味が気になる時は、天ぷらにしましょう。

天ぷらにすると、ほろ苦い味はまったく気になりません。サクサクとした食感は、通常の天ぷらとそう違いはありません。天ぷらつゆで頂くよりも、塩がおすすめです。

 

栄養価は、ビタミン豊富。食用キンセンカ100g中、エネルギー28kcal、たんぱく質1.6g・糖質1.5g・食物繊維3.1g・ビタミンA508μg・αカロテン760μg・βカロテン5,720μg・ビタミンB1は0.07mg・ビタミンB2は0.07mg・総ビタミンCは 8mg。

ビタミン、ミネラル、食物繊維等、たっぷりです。

 

食用キンセンカは天ぷらがもっともおすすめのレシピになりますが、その他にも、パウンドケーキやクッキーの生地に混ぜ込んでもOK。ハーブティーとして、また、お浸しや酢の物、即席漬けにもおすすめです。

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食用キンセンカの種は、20ml240円~。基本は、農薬不使用のものを選ぶこと、観賞用のキンセンカと食用キンセンカは分けて栽培することです。

収穫した後は、冷蔵庫で保管します。保管方法はほうれん草や小松菜等の葉物野菜と同じですが、乾燥が気になる時は、霧吹き等で水分を補給した後、新聞紙に包み、保管してください。ちなみに、美味しく食べられる期間は、5日前後です。

まとめ

食用キンセンカの国内生産第1位は千葉県、第2位は、淡路島です。淡路島でキンセンカを栽培する農家の方がキンセンカの効能を知ってもらいたいと、食用キンセンカを使った特産物の開発に取り組んでおります。ハーブティー・ワッフル・石けん等、商品化されたもの多数。玉ねぎとうどんの島・淡路島にお出かけの際は、玉ねぎと食用キンセンカを使ったうどん、ワッフルをぜひ味わってみてください。