水辺に楚々と咲くカキツバタ。その姿が水面に映って神秘的な雰囲気を見せてくれる場所があります。滋賀県高島市今津町にある平池(だいらいけ)です。県下最大のカキツバタの群生地である、ここ平池の開花時期などを見ていきましょう。

平池 カキツバタ 開花

【平池のカキツバタの開花時期はいつ?】

平池は、冬はスキー場として、夏はゆり園になる箱館山の北、標高550メートルの赤坂平高原にあり、石田川の源流が土砂でせき止められて出来たとされる、面積が約2万平方キロメートル、周囲約600mの湿地になっています。箱館、淡海湖、平池と行くハイキングコースなどがあります。また、野鳥の楽園ともいわれるほどで、静寂の中で野鳥のさえずりが聞こえてきて、しばし現実を忘れるほどで、とても癒される空間になっています。

 

家族旅行村・ビラデスト今津から10分ほど歩くと見えてくる平池。およそ10,000本が群生すると言われる平池のカキツバタですが、水面に映し出される姿はとても神秘的で、思わず写生をしたくなる美しさです。ここでの開花時期は、5月下旬~6月上旬まで、花のさかりは一週間程度で、近隣の平地よりもおよそ一ヶ月遅い開花になります。

 

花の咲いている場所が、岸からは離れている中洲に群生しているため、よく見るには望遠レンズなどが必要ですが、薄霧で風のない早朝などは、鏡のようになる水面にカキツバタが綺麗に映し出されるので、充分そのままでも楽しめるのではないでしょうか。しかし、どうしても写真撮影などは、みんな同じようなアングルになってしまいがちですね。

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平池にはカキツバタと同じくして、レンゲツツジが咲き出します。野生の2種が一斉に開花させていると色彩も豊かに、周辺の新緑と色のコントラストが見られます。また先述したように、朝霧の池は光が反射して幻想的な光景が見られます。さらにここでは、木々に目をこらして見ると、モリアオガエルの白い泡状になっている卵塊を見ることが出来ます。

【まとめ】

ここまで、平池のカキツバタの開花や様子などをみていきました。なかなか他では見られない、神秘的な現象など、自然の中に溶け込んで、しばし現実を忘れて幻想の世界に浸ってみてはいかがでしょうか。