一般的にはカキツバタの見頃の時期は5月頃と思われますが、日本は北から西へと縦に長いので、温暖に差があるため、開花時期も多少のずれがあります。では、関西での見頃はいつ頃なのか。また、名所などをご紹介していきます。

カキツバタ 見頃 関西

【カキツバタは関西でいつが見頃なの?】

カキツバタの見頃となると、全体の平均は4月~5月、長くても6月頃まででしょうか。耐暑性や耐寒性も割と強いため湿地条件が良ければ1ヶ月~1ヶ月半くらいまで咲いています。関西ではだいたい5月上旬~下旬の約1ヶ月になります。

【関西で見頃を迎えるカキツバタの名所をご紹介!】

カキツバタと言えば、水辺に生息する水生植物ですが、植物園や公園以外で多く見られるのが神社やお寺です。

 

京都で有名な「平安神宮」では、神苑の蒼龍池にカキツバタが群生しています。その中では「折鶴」という、白地に紫の模様が入った珍種を見ることが出来ます。見頃は5月上旬~5月下旬です。

 

かの有名な菅原道真が立ち寄って、名残惜しんだとされ建てられた長岡天満宮では、西池に約100株のカキツバタが群生しているカキツバタ園があります。見頃の5月中旬~6月上旬迄、紫色の花が迎えてくれます。

 

奈良の「長岳寺」では、少し前から咲いているピンク色のツヅジと、これから見頃を迎えるカキツバタの青紫色のコントラストが、とても美しく風情があります。

 

「花の寺」として知られる神戸の多聞寺では、約3千株のカキツバタが見られます。池を埋め尽くす光景は圧巻です。見頃は4月中旬~5月上旬になります。

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世界遺産、上賀茂神社の境外摂社である、大田神社。毎年5月になると参道の東側にある「大田の沢」一面にカキツバタの花が群生しており、5月上旬~5月中旬の見頃の時期になると、毎年観光客で賑わいます。

 

和歌山県にある、「ぬの池」のカキツバタ。この池は、地殻変動で自然に出来た池で様々な動植物が生息しています。しかし、環境変化の影響か、湿地の陸化が進んでいるようです。

【まとめ】

ここまで、関西でのカキツバタの見頃や名所についてなどをご紹介しました。関西の方では、平均して5月上旬、または中旬より、1ヶ月ぐらいが見頃になりますね。気候も良いですし、旅先でカキツバタの群生を見に、少し足を伸ばしてはいかがでしょうか。