チューリップは、オランダの国花として古くから親しまれていますが、日本でもよく育ちますので、育てている家庭は多いと思います。

チューリップは、お椀型のお花を咲かせている姿がよく知られていますが、花が開いていたと思ったら、閉じたりしているのを見たことがあると思います。チューリップの花の開き具合にはどういう意味があるのかどうかについて調べました。

チューリップ 花 開く

【チューリップの花が開くのはどうして?】

お庭でチューリップを育てていると、チューリップが元気に開いている様子を見るかと思います。そして、ある時にもう一度見ると、花が閉じてしまっているのを見つけることもあるでしょう。

チューリップの花が開いたり閉じたりするのには、温度が関係していると言われています。

チューリップは、朝の6時ごろから8時半ごろに開き、夕方の4時を過ぎると閉じはじめます。花が成長している4~5日の間は、この開閉運動を観察することができます。

チューリップは、温度によって花びらを閉じたり開いたりします。これは温度調節の役割を果たしています。

チューリップの内側と外側の細胞は、温度変化によって成長の仕方が違うために反り返るのです。

基本的には、チューリップは気温が上がると花が開き、気温が下がると花が閉じます。

 

このように、温度によって成長具合に傾きが生じる植物の性質を温度傾性といいます。

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温度傾性の植物にはほかにも、マツバボタン、クロッカス、フクジュソウなどがあげられます。これらの植物は、細胞ごとに成長の適正温度が違いますので、部分ごとに成長速度が異なる現象がでるため、反ったり傾いたりするのです。

同じ仕組みで、チューリップの花びらも内側と外側で成長速度が異なる温度があるために、開いたり閉じたりするのです。

まとめ

いかがでしたか?今回はチューリップの花が開いたり閉じたりする理由について調べたことをまとめました。チューリップは温度傾性という性質をもっており、細胞によって成長に適した温度が違います。温度が高いと花びらが開き、温度が低いと花びらが閉じるように細胞が成長する性質があります。チューリップの花が閉じたり開いたりする秘密はそこにあるのです。