冠の形をしていて春を代表する可愛らしいチューリップの原産国はオランダです。色の種類もたくさんあり、花言葉も色によって違います。人気が高く品種改良が盛んにおこなわれているため、自宅でも簡単に栽培できる植物となっています。室内のテーブルの上や少しのスペースで栽培することができる水栽培は人気があります。しかし、簡単に栽培できるチューリップ栽培にも、原因が分からず失敗してしまうことあります。では、その失敗の原因とは一体どのようなものなのでしょうか。

チューリップ 水栽培 失敗

チューリップの水栽培の失敗の原因とは⁉︎

チューリップの水栽培は2つの方法があります。球根から育てる方法と切り花を水挿しにする方法があります。ここでは、球根から育てる方法についてお伝えします。球根は水栽培用か2〜3ヶ月ほど冷蔵庫などで寒さに当てた球根を使うことがポイントです。また、発根するまで段ボールなどを被せて暗くすることも必要です。暗くすることで発根が促されます。球根には、水栽培に向いていない球根もあります。春や夏に植える球根は、あまり水栽培に向いているとはいえません。秋に植える球根は、水栽培に向いている植物が多いです。ヒヤシンスやクロッカスなどは育てやすいですが、その中でもチューリップは球根が腐りやすく、やや難しい花になります。失敗を少なくするためには、球根選びから始まります。球根は、球根の根が出る部分に傷が付いておらず、球根が分かれていないことです。さらに、大きくずっしりとした球根を選ぶことです。球根を選ぶと次は水栽培の注意点です
球根は周りに付いている茶色い皮を除去します。これは、球根にカビが生えて腐りやすくなります。また皮に残った土や菌が、水に落ち根腐れの原因になります。水栽培は土での栽培と違い、水が土を通過して外に出て行きますが、水が溜まったままとなると不純物が溜まり根が腐る原因となってしまいます。そのため、根腐れ防止剤をいれて根腐れを予防します。防止剤の適切な量は、容器の底が隠れる量にします。植物には、不要なものを根から排出するシステムがあります。そのため、根腐れ防止剤を入れていても根腐れする可能性はあります。また、空気中のゴミや菌も入ってしまうため容器の中の水は汚れてしまいます。そのため、水は1週間に1回は新しい水に交換するようにします。

スポンサードリンク

また、そのときは、球根に水がかからないように注意しながら、水を入れ替えます。容器の中の水の量は、球根の底がギリギリ浸るように水を入れます。水の量が多すぎると球根が浸かりすぎるため、カビが生えたりして、球根が腐る原因となります。根が出るまでは、この水の量が保てるようによく注意します。日当たりは、育て始めから芽が出るまでは涼しく暗い場所で育てます。花が咲くまでは明るく陽のあたる場所で育てます。暖房の効いた部屋はカビが生えやすくなるので、風通しの良い場所を選びます。

【まとめ】

水栽培は比較的簡単に栽培でき、可愛らしいチューリップを室内で楽しむことができます。また、容器の中が透明なのでよく見えるため、より楽しめます。また、チューリップは腐りやすいという弱点があります。しかし、この弱点に注意するとチューリップの毎日のお世話は比較的、簡単なので、チューリップの水栽培をうまく育てることができます。