マリーゴールドを増やしたい時、挿し木でも増やせますが、種からでも増やすことが出来ます。今回は、その種を使用して増やそうとした時に、数日で発芽するはずが、芽が出ないという事が起こったりします。
その原因を突き止め、失敗しないための対策法を見ていきましょう。
マリーゴールドの種と芽が出ないのは何故か?その対策法とは
マリーゴールドの主な園芸用の品種は、和名を万寿菊(マンジュギク)のアフリカン種と、千寿菊(センジュギク)のフレンチ種の2種類に分かれており、アフリカン種は、全体的に大き目のものが多く、地植え向きと言えます。
また、フレンチ種は、草丈が低く鉢植えやプランター向きです。
マリーゴールドを一度育てた花から採取した種での発芽率は、あまり良くないといわれています。芽が出ない原因として考えられるのは、鳥が種子を食べてなくなってしまう。
また、種の保存状態が悪かった。または、温度調整が出来ていないなど、さまざまな原因が考えられます。
では、どうすればこれらを回避出来るのか、その対策としてまず、庭へ直接植えないこと。あっという間に鳥たちに持って行かれます。
そして、種の保存や温度調節のやり方ですが、採取した種はよく乾燥させてから、新聞紙やティッシュペーパーなどで包み、2℃~5℃で保つため、冷蔵庫などで保管しておきます。
関東から西よりでは、種まきの時期は3月~5月が適期になります。7月~8月にもう一度種まきが可能です。地植えはせずに、最初はトレーや箱に種を蒔きましょう。
いきなり鉢植えなどに蒔いてしまうと、鳥に食べられたり、土の水分が多く根腐れを起こす可能性もあります。仮に発芽しても、その後ダメになってしまったら悲しいですよね。
蒔き方は、バラ蒔きにしても良いですし、区画ごとに2~3粒ずつ蒔いても大丈夫です。あまり深く埋めずに、種の上から5mmくらいに土をかけて下さい。
発芽する条件は、適温は15℃~20℃ですが、10℃以上の温度があれば発芽はします。しかし、温度がある程度高いほうが良く揃いますので、低くなりすぎない様に注意が必要です。
発芽するまで乾かさない様に潅水をします。
まとめ
せっかく種を蒔いても芽が出ないのでは、悲しくなりますよね。マリーゴールドを種から栽培する場合は、採取した種を正しく管理し、植える場所や時期など充分に理解し、発芽に成功させましょう。