春に向けて栄養を蓄えさせて綺麗なお花を咲かせて欲しい!という思いは誰にでもありますよね。しかし、バラに寒肥を施した方が良いとは聞いても具体的にいつどんなことをすれば良いのかわからないという方もいらっしゃるかと思います。

そこで今回はバラの寒肥の時期ややり方についてご説明して行きたいと思います。

バラの寒肥の時期について

バラ 寒肥 時期

寒肥の時期は、「寒」とあるように冬のバラが休眠に入っている時期に施すものになりますが冬の間にバラはほとんど活動をしておらず、土の堆肥だけで十分ですので肥料は与える必要はないと言われています。

栄養分の少ない土に植えてある場合は根やけをしないように注意しながら堆肥を施すのが良いでしょう。

また、冬には水やりはあまりおこないませんので肥料を与えてしまうと根やけを起こしてしまうことがあります。

そこを頭に入れた上で大まかに一年の肥料を与える時期をまとめてみますと、地植えのバラに肥料を与える時期は、12月下旬〜2月上旬ごろに寒肥を施し、お礼肥を一番花の開花後に二番花を咲かせるために寒肥の効き具合を見ながら施し、8月中旬〜下旬ごろに夏の追肥を施してというように施していきます。

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夏の追肥を施す際に注意しておくことは、たくさん与えすぎないようにすることです。たくさん与えてしまうと秋の開花時期まで肥料が効いていて冬の休眠に入れなくなってしまうことがあります。

肥料の袋に記載されている分量を守って与えましょう。鉢植えのバラにも基本的には寒肥をする必要はないかと思います。寒肥の時期には肥料を与えるのではなく土を新しいものに取り替えてあげるのが良いでしょう。

根を傷つけないように周りの土をとり新しい土を入れて埋め直すということをするだけで十分です。

地植えのバラに寒肥を施す際の場所は、株元から30センチほど離れた位置に30センチほどの深さの穴を2つから3つ程掘り、そこへ入れる肥料を入れよく混ぜてから掘り上げた土を戻しておきます。

寒肥を行う目的としては、春の芽出しから2番花までの養分を蓄えさせることですので、冬に施してからゆっくりと効果を出させるようなものを使用します。

使用するのは油粕・骨粉・魚粉・牛糞・鶏糞などの有機性のものを使うことをおすすめします。

まとめ

寒肥は早めの時期に行うことで春にかけてゆっくりと肥料分が効いてきます。バラを育てる時には有機肥料で育てる方が根を傷めてしまうことがなくバラにも優しいので向いているでしょう。

肥料の与えかたでバラの育ち方は大きく変わってきます。春に綺麗なバラが咲くのが楽しみですね。