ひまわりの花からどのくらいの種が取れると思いますか?
今回は1輪のひまわりからどのくらいの種が取れるのかをまとめました。
【ひまわりから取れる種子の数は?】
ひまわりの中央の丸い花をよく見ると、小さな花が集まってできているのがわかります。
その小さな花がすべて種になるため、花を咲かせた後にはびっちりと種を実らせます。
ひまわりの花は2種類の花でできていて、中央の丸い花の部分とそのまわりに咲く花びらの2つです。
中央の丸い花の部分に咲く花には、短い筒状花でおしべとめしべがあるので種を実らせる事ができます。
この筒状花は外側から内側の順に数週間かけて開花する事で、昆虫が花に受粉をする確率が高くなり種をたくさん実らせる事ができます。
一方、まわりに咲く花びらは舌状花でおしべとめしべが無いために、種を実らせる事はできません。
この舌状花は虫を頭花へ呼び寄せる役割をしているとも言われています。
中央の丸い花が種を実らせると、花の大きさによって変わりますがおおよそ1500~3000個の種ができます。
ひまわりは一つの種から一つの花へと成長しますので、一つの種から1500~3000個の種を収穫できる事になります。
【まとめ】
1輪のひまわりの花からとても多くの種子を収穫できる事がわかりましたね。
また、種ができる筒状花とそのまわりの舌状花との2種類の花でできていて、それぞれの役割も違うというのもビックリですね。
現在、ひまわりは世界各国で食用として栽培されていますが、最も多く生産されているのはロシアです。
収穫した種はそのままでも食べる事ができますが、油を取るためにも多く栽培されています。
一般家庭で油を取ることは難しいですが、種を食用とするのはできると思いますのでぜひひまわりの花が咲き終わったら種子を収穫してみてはいかがでしょうか。