ユリの花があるだけで部屋は華やかになり、良い香りにも満たされますね。できるだけユリの花を長持ちさせたいものですが、長持ちさせるコツの一つに花粉の処理があります。ユリの花から花粉を取り除くことでユリを長持ちさせる訳ですが、これはどのような仕組みなのでしょうか。

ここでは、ユリの花を長持ちさせるコツは花粉の処理として、花粉を処理する理由や方法についてご紹介します。

ユリ 花粉 処理

【ユリの花粉を処理する理由とは】

ユリの花を長持ちさせるために花粉を処理することを不思議に感じる方もいるでしょう。確かに花粉は、種子を残すために欠かせない受粉をおこなうために必要な役割を担います。しかしながら、受粉がおこなわれると急速な花の萎れに繋がるため、花を長持ちさせることができません。

 

このように、咲いている花に影響を与える受粉を防ぐ目的が花粉を処理する理由です。また、ユリの花粉は服やカーペットに付着すると落とすのに大変な手間がかかります。ユリの花粉をあらかじめ処理することは、衣類などの汚れを避けるメリットを得ることにも繋がります。

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【ゆりの花粉がでる前に雄しべを切る】

ゆりの花粉を処理する理由は分かりましたが、花粉の処理はどのようにすれば良いのでしょうか。受粉することで咲いている花に影響を与える訳ですから、受粉しないように雄しべの先端を切るという方法を用います。

 

ゆりの花の雄しべと雌しべの区別がつかないという方もいるでしょう。ゆりの花が開花したじた時点で、中心に1本みえるのが雌しべです。雌しべを取り囲むようにあるのが雄しべで、花粉は葯(やく)と呼ばれる先端部分からでてきます。

 

ゆりの雄しべを切るタイミングは、開花直後が理想的でしょう。開花直後は花粉がでていない状態のため、汚れることなく切ることができます。指やピンセットを使用しますが、薄地の布やテッシュでつまむようにしても取り除くことが可能です。

【まとめ】

ここまで、ユリの花を長持ちさせるコツは花粉の処理として、花粉を処理する理由と方法について紹介しました。花粉を処理しない状態では受粉がおこなわれ花が萎れる原因となります。ユリ花を長持ちさせるためにも花粉の処理は忘れずにするべきでしょう。

 

花粉を処理する方法は、ゆりの雄しべを切り取ることです。まだ、花粉がでていない開花直後がタイミングよく、ピンセットやテッシュなどを用いて取り除きます。