たった一輪、そこにあるだけで、その美しい存在が印象的なバラですが、「きれいな花には棘がある」。まさにバラの花はその言葉どおりですよね。

バラはたしかに美しい花ですが、時折その美しさがまがまがしくその目に映る人もいるのではないでしょうか。その美しさと同時に存在している棘。この棘には人に害となる毒はあるのでしょうか?

バラの棘とは?

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ガーデニングをしている最中にうっかりバラの棘が指などに刺さってしまった。という人も少なくないはずです。

バラの棘が刺さってしまうとその人の程度にもよりますが、ほとんどの人が腫れてきて痛い思いをしてきていると思います。

腫れてきている状態や痛みを伴ってきていると、毒でももっている印象に感じられますが、実はバラの棘には、「毒はない」のです。

腫れてきている状態をみると毒がないって本当?と疑いたくなりますが、この腫れてくるのは傷口からばい菌が入ってしまったことにより、より腫れてくる場合がほとんどです。

またバラの棘は針で刺すのとは違い、太めの針なので、傷が深くなり、より一層化膿しやすいということになります。

そのままにしてしまうと、化膿している部分がどんどん腫れあがり、最悪切開をする手術を受けなければなりません。そうならないためにもしっかりとした適切な処置をする必要があります。

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バラの棘が刺さってしまった場合には?

基本は棘が刺さらないようにしっかりとした手袋をすることが望ましいです。

また土を触る時も見た目ではわかりづらいですが、土の中に木片や鋭い枝などが混ざっていることがあります。

作業中は気をつけていても、終わりの頃に、束ねた枝などを紐で縛る場合、うっかり素手でさわってしまい、刺さる場合もあります。軍手では水や土が染み込み、扱いづらいですので、「ガーデニング用の手袋」をするのもよいでしょう。

それでも棘が刺さってしまった場合には一番の方法はピンセットでしっかりととることが良いです。この時痛みがあるので、全部とれないままにしてしまう人もいますが、後々大変なことになってくるので、しっかりと取りましょう。

取った後は流水で洗い、消毒液で消毒しましょう。

まとめ

たかが棘だからと甘くみないで、刺さってしまった場合はすぐに取り、傷口をしっかりと洗うことが大事です。腫れる!と聞いてしまうとバラに障るのが怖くなってしまいますが、普段私たちがケガをする、普通の擦り傷や切り傷と同じようなものです。

バラの棘には毒はありませんので、過剰に心配する必要はありませんが、大事なのはその処置になってきます。バラの棘にも十分気を付けながら、ガーデニングを楽しんでみてはいかがでしょうか。