太陽に向かって咲く夏の花、ひまわり。原産地は北アメリカで、高さは3mくらいに成長し、大きな黄色い花を咲かせます。ビタミンカラーで私たちに元気をくれるひまわりを育てている方も多いのではないでしょうか。手間暇をかけて育てきたひまわりが、もし花を咲かせてくれなかったら、がっかりしてしまいますよね。ひまわりの咲かない原因と、その対策について書きたいと思います。

ひまわり 咲かない 原因

ひまわりの花が咲かない原因

ひまわりが咲かない原因としては、まだ開花時期ではない、夜間に明るい場所で育てている、肥料の窒素が多い、肥料切れ、日照不足などが考えられます。

ひまわりは品種によって開花する時期が異なるため、単純にまだ開花時期に至っていないという可能性が考えられます。葉の色がよく、蕾が付いている元気な状態であれば、もう少し開花時期を待ってみましょう。

ひまわりの品種の中には短日性植物のもがあります。短日性植物には、一日の日照時間が短くなることに反応して花を咲かせる性質があります。短日性植物は夏至(6月20日頃、1年で一番日照時間が長い日)を過ぎてから、日が短くなる冬に向かって花を咲かせます。したがって、短日性植物は、夜間に明るい場所で育てられると、日照時間が短くなっていることを感知できなくて、開花できなくなってしまいます。短日性のひまわりを育てている場合は、夜に暗くなる場所で育てたり、夜間は段ボールやビニールで覆って暗い場所を作ってあげたりすることが肝要です。

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ひまわりを育てるときに肥料を使うと思いますが、窒素分が多い肥料を使うと蕾をつけなくなってしまうことがあります。肥料は窒素・リン酸・カリが同等のものか、リン酸が少し多めのものを選ぶように心がけましょう。

肥料不足も花が咲かない原因となります。肥料は足りていますか?葉色が悪くなった場合は、肥料をあげる頻度を増やしてみてください。

ひまわりは日当たりのいい肥沃な場所でよく育ちます。日当たりの良い場所で育て、また、株と株の間隔にも気を配りましょう。株と株の間は最低でも50cmは空けましょう。

まとめ

大切に育てたひまわりがきれいな花を咲かせるよう、品種と開花時期を調べる、夜間は暗くする、窒素が多くない肥料を使う、日当たりの良い場所で育てる、を試してみてください。また、毎日こまめにひまわりの状態を観察してあげることも大事だと思います。ひまわりの花が咲きますよう、みなさんの成功をお祈りします!