夏の花といえば、ひまわり。元気に咲いている姿を見ると夏が来たと感じます。ひまわりは病気にも強くガーデニング初心者の方でも簡単に育てる事が出来ますが、じめじめした環境で育てたり、乾燥しすぎたりする事で虫食いの被害に遭う事があります。せっかく育てたひまわりが枯れてしまったり、元気なさそうだと残念です。早めに対策ができるように被害に遭いやすい虫害をまとめてみました。

ひまわり 葉っぱ 虫食い

ひまわりに忍び寄る4大虫害

1.ハダニ 葉の裏に密集しているグレーの虫です。活動時に白い網のようなものを掛け、白い斑点はハダニがひまわりの養分を吸取った跡となって残ります。放置されて養分を吸取られたひまわりは最悪の場合枯れてしまう恐れもあります。

乾燥しすぎることでハダニが活動しやすくなります。屋内やベランダなどの雨風の当たらないところではなく、適度な水分や湿気があるところで育てるようにしましょう。ハダニは水が苦手なので、霧吹きをかけたり、他にも専用の駆除薬を使って駆除もできます。

 

2.アブラムシ アブラムシもハダニと同じく、葉っぱの養分を吸取ります。しかしアブラムシの場合、ひまわりの養分を吸取る事が問題ではなく、アブラムシが媒介したウイルス感染の危険性が高まります。ウイルスに感染した場合はそれを治す薬がなく、枯れてしまうことになります。

アブラムシは日の当たらないところを好むので、太陽光を当てる事。地面やその近くの葉っぱの乾燥に注意する事と、窒素系肥料を与えすぎない事で予防することができます。

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3.ナメクジ ナメクジは育ったばかりの若くて柔らかい新芽、若葉をむしゃむしゃ食べてしまいます。新芽を食べられてしまうことで、ひまわりの成長の阻害をしてしまいます。

じめじめした状態が続いている時にナメクジは発生しやすくなりますので、まずは風通しを良くする事を心がけてください。ひまわりの葉っぱに白い粘膜のようなものが付いていたらナメクジをの可能性大です。まずは見つけたらすぐに塩を振りかけて駆除してください。予防として塩水を周りにまいておくと良いでしょう。

 

4.ヨトウムシ(夜盗虫) その名の通り夜に活動をする虫で、食欲も旺盛。一夜でひまわりの葉っぱを葉脈だけ残して、ぼろぼろにするほど食べてしまう事もあります。

予防としては葉っぱの裏に卵を産んでいる場合があるので、葉裏を注意して観察しておきましょう。もし被害が確認できても昼間は身を潜めていて見つけにくいので、大好物の米ぬかなどを罠にしておびき寄せて除去するのが良いでしょう。

まとめ

どの虫害にも言える予防・対応としては、

1.適度な温湿度管理をすること。高温多湿又は極度な乾燥を避ける。

2.葉っぱの裏などを観察し、危険の芽を除去し予防すること。

育てる方の手間ひま、愛情が元気なひまわりを育ててくれます。夏にお日様に向かって、元気な花を咲かせられるように見守りましょう。