6月から8月の間、結婚式場や記念の大切な日に、美しい大輪の花と独特な甘い香りで、私たちを楽しませてくれるカサブランカ。
自宅で育てている方は、その開花期間は毎日見ているのも飽きないかと思います。
ですが時がたてば、徐々に花も終わりに近づいて、とうとうお別れとなっていきますよね。
ありがとう、お疲れさま、また来年。と、それだけで済ませてしまっている人!ダメですよ!
終わった後のカサブランカ。いつもどうしていますか?特に初めて育てる方は、どうすればいいのか分からないと思います。
そこで、カサブランカが咲き終わった後、いったいどのように管理するのがいいのか、まとめました。

カサブランカ 花 終わり

終わってしまったカサブランカの花。どう管理するのが正解?

花が終わったらそのまま何もせず放置……。まさかそんな事はしてませんよね!?
花を育て上げて、咲かせて、見届ける。そのあとにも工程があるんです。終わった後の管理をきちんとこなせば、
次のサイクルも問題なく綺麗な花を咲かせることができます。
 ◎終わった花はすぐさま摘み取る!
めしべの下の膨らみ部分があるのがわかりますか?花の付け根に位置するその膨らみを、きちんと摘み取らなければ、
新たな種子を作るための養分が、その終わった部分にため込まれてしまうんです。
そうすると、球根への養分は行き渡らなくなり、肥大化がストップ。
次の年にまで、花が続かなくなるんです。大切な養分ですから、肝心の球根に送り込んであげるためにも、終わった後の花は摘み取りましょう。
 ◎摘み取ったらOK…ではない!
摘み取った後もまだやるべきことはあります。
綺麗な花を咲かせてくれてありがとう。という気持ちをもって、お礼肥を施しましょう。
たとえしおれていても水やりはしっかりと。葉っぱたちが自然に枯れていくまで、水やりとお手入れを忘れてはいけません。

スポンサードリンク


 ◎植え替え
実は同じ土にばかりいてもらうのも、お花にはよくないんですよ。
地植えならば2~3年、鉢植えならば毎年、植え替えをするといいんです。
葉っぱが枯れきるまで待つと、季節や気温などの関係もあるので、遅くなりがちで時期としては遅すぎるのですが、そこそこ枯れたら、植え替えを行うとよいです。根を痛めてしまいますので、乾燥させないように手早く行います。
植え替えが終わったら、また同じように管理を続けます。そうすることで、またカサブランカは来年にむけて元気になります。

【まとめ】

育て上げたからには、来年も、再来年も、もちろんもっと先まで、自分の手でカサブランカを咲き誇らせ続けたいですよね。
終わった後の管理などは、次に大きな影響を与えます。ですから、きちんと管理をこなすことを心がけましょう。
そうすれば、またあの綺麗な花を、私たちに見せてくれるでしょう。
私たちを楽しませてくれた御礼に、カサブランカを労わってあげる気持ちで接してあげてください。