春になると花壇や花鉢をにぎわすヒヤシンスの花。皆さん一度は見たり、聞いたりしたことはあるのではないでしょうか?ヒヤシンスはスイセンやチューリップと並ぶ秋植え球根です。秋に球根を植え、冬を超えて春に花を咲かせます。

ヒヤシンスの栽培の歴史は古く、500年以上前から栽培の歴史があると言われ、神話などにも登場します。かつては2000種以上の品種があったと考えられていますから驚きですよね。そんなヒヤシンスの栽培方法はどのようなものがあるのでしょうか?

ヒヤシンス 花後 水栽培

ヒヤシンスの水栽培

ヒヤシンスには大きく分けて二つの栽培方法があります。庭や鉢植えに植えて育てる土植えの場合と容器に水を入れて育てる水耕栽培と言われる方法です。ヒヤシンスは水耕栽培の定番と言われるほど水耕栽培に向いています。水耕栽培の開始時期は11月から12月と言われています。ヒヤシンスはある程度寒さを与えないと根が伸びにくく花芽もつきませんそのために冷蔵庫などに入れて寒さに当てます。球根のお尻が付く程度の水に浸し冷蔵庫の中で発芽させます。ヒヤシンスの芽が出て根が十分に伸びたら容器に移して育てます。水耕栽培は容器に移したら水遣りは必要ないと思われがちですが、水換えをしないと水が腐ってしまい、ヒヤシンスも枯れてしまいます。こまめに水換えを行います。

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ヒヤシンスの水栽培の花が終わった後の管理方法とは!?

ヒヤシンスは2月から4月に花を咲かせます。たくさんの小さな花を次々に咲きますが、咲き終わった花を放置しておくと株が種を作るためにエネルギーを使ってしまい弱ってしまうことや咲き終わった花が葉に付着して葉が傷むこともあるため手で咲き終わった花は取り除くようにします。また、ヒヤシンスの水耕栽培は二年続けて花を咲かせることは難しいと言われています。もし翌年も綺麗な花が見たいのであれば花が終わって葉があるうちに土に植え替え十分な肥料と日光、水を与えることが必要です。

【まとめ】

春の訪れを教えてくれるヒヤシンス、一言でヒヤシンスといっても花の形、色、香りなど様々なものがあります。色によって花言葉も異なり、とても楽しめる植物です。ヒヤシンスの水耕栽培は土に触ることなく室内で簡単にできる栽培方法の一つです。翌年以降も花を咲かせるのは手間が掛かりますが、初めての方が始めるには良い方法なのではないでしょうか。