スズランとは、スズラン亜科スズラン属に属する多年草の一種で、君影草・谷間の姫百合との別名もあります。「ラン」と名前に入っていますが、蘭の種類とは関係ありません。日本では本州中部以北、東北、北海道の高地に自生する寒さに強い有毒植物です。

この有毒性のため、害虫の心配もほとんどないと言われています。スズランも何年か育てていれば植え替えの必要性が出てきます。

今回調べるのは、植え替える際の手順・方法や行う時期についてです。その中から一般的な植え替えについて書いていきます。

 

スズランの育て方と植え替えの方法

すずらん 育て方 植え替え

スズランは根っこが長く伸びるので、土の中に地下茎を伸ばして成長します。特に鉢植えの場合には根っこが長くなっていないか観察が必要です。このように鉢植えの場合や土の中が窮屈になってしまう前に植え替えが必要となります。

植え替える際には、新しい芽の先を地面のギリギリの場所になるように植えます。このとき植えていた鉢から取り出した場合には、根に付着している土を軽く取り除きましょう。根が均等になるように揃え、長すぎる根っこはカットしましょう。

植え付けを終えたら、その直後に水をたっぷりやって植え替えの一連の作業が終わります。あと植え替えをする際には冬の最も寒い時期には避けましょう。

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スズランの植え替え時期

スズランの植え替えの時期について、スズランの休眠期にあたる4~5月または10~12月に行いましょう。その理由とは、休眠期でも株が成長しているので花芽が作られているため根や茎へのダメージを抑えることにあります。

 

まとめ

植え替えは休眠期に当たる時期に行い、注意は冬の最も寒い時期にはやらないことです。もう一つの注意ですが、スズランには花にも茎にも毒がありますので、作業するときには手袋などを身に付けて直にスズランに触らないように作業を行いましょう。

スズランは花を咲かせることは植物の中でも容易な方ですが、この毒のために簡単な作業をするのにも防備する必要がありますが、毒にさえ気を付ければ問題なく花は咲かせることができるので面倒くさがらずに準備して作業に入りましょう。