スズランとは、スズラン亜科スズラン属に属する多年草の一種で、君影草・谷間の姫百合との別名もあります。日本では本州中部以北、東北、北海道の高地に自生する寒さに強い有毒植物です。この有毒性のため、害虫の心配もほとんどないと言われています。しかし害虫でも病気でもなっていないのに花が枯れてしまうことがあります。

枯れてしまう原因には何が起こっているのか、今回はその原因と対策についても書いていきます。

 

すずらんの育て方、枯れる原因と対策

すずらん 育て方 枯れる

一般的な育て方にて、まず栽培場所は夏には日陰で水はけのいい通気性の良い土壌で、風当たりが良好な場所を選ぶようにしましょう。続いて水やりについては、土の表面が乾いていたら多めに水を与えます。

湿りやすい土でしたら表面が乾いたときにのみ与えるようにしましょう。肥料は植え付けの際に、緩効性化成肥料を土壌に混ぜて、花後に追肥として緩効性化成肥料または液体肥料を与えます。

花が咲き終わったら、葉は残しつつ花茎を付け根でカットします。次の花を咲かせるための栄養分を葉から吸い取りながら冬を休眠して過ごしています。

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スズランには毒性があり、この理由のためなのか定かではありませんが害虫が寄りにくく、病気にもなりにくい性質があるので、こちらの心配はほとんどしなくても問題ないです。低確率ですが、病気になることはあります。

花が枯れる原因になるのが、この低確率で発現する病気の類です。感染すると成長に著しく影響してしまい、花が枯れたり花にならなかったり、花が咲かなくなることもありますので、枯れている花の茎からカットして処分するのが最良の手段でしょう。

あと考えられるのは手入れの問題で、水不足または水のやりすぎや直射日光に当てすぎて花全体がからっからに乾燥してしまうことです。このように育てているときに油断してしまうと花が咲くことに影響することもありますので、気を付けて育てていきましょう。

 

まとめ

スズランの栽培に必要な最低限の知識を身に付けてから、育て始めましょう。初心者ならなおさらマニュアル通りに育てることが花を咲かせる一番の近道です。日々の手入れをして手間暇かけることができなければ育てることはやめた方がいいでしょう。向いていないと思われます。

スズランだけでなく他の植物もその手間があるからしっかり育つと言えますので、花を咲かせるまで責任をもって行いましょう。