今では、ガーデニングの代表ともいえるほど真夏の花として親しまれているカンナ。カンナは海外から江戸時代に日本に渡ってきたといわれていますが、海外ではカンナの名前はどう書くのでしょうか。

そこで、カンナの英語での名前や、その意味や発音、スペル(つづり)などや、カンナの花言葉の由来についてご紹介します。

 

カンナの花は英語でどう書くの?英語の意味や発音、スペル(つづり)は?

カンナ 花 英語

カンナの現在の品種の多くは、1850年頃にアメリカやフランス、イタリアなどで、色々な原種とで交配を繰り返しながら人によって作り出された品種です。カンナは、大きな花を咲かせますが花の色の種類も豊富で、オレンジや黄褐色、白や赤、他にもピンクの品種もあります。カンナの魅力は、大きく開く葉っぱも特徴的で、葉っぱの色も緑のものあれば斑模様もあったりとバラエティに富んでいて、観賞用としても育て甲斐のある花です。

もともとカンナの名前の語源は、ラテン語の「葦(あし)」からきています。カンナの茎が「アシ」のように管状になっていることから、ギリシャ語の「アシ」が「カンナ」と呼ばれることになりました。カンナは英語で<カナ リリィ>と発音し、スペル(つづり)は、<canna lily>と書きます。<Canna>の語源は、古代ケルト語で「杖」を意味する<cana>からきていて、そこから<Canna>の英名となったようです。

<lily>はゆりの花の意味があります。また、カンナは、日本では別名として「ハナカン」とも呼ばれることもあります。これは、日本には、大工道具の「鉋(かんな)」があるため、それと間違えないようにこの「ハナカン」で総称することもあるんですね。

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カンナの花言葉には、情熱、快活、妄想、堅実な未来、永遠などがありますが、これらの花言葉は、1492年、コロンブスがアメリカ大陸の暑い季節にカンナを発見したことが由来となっています。例えば「情熱」の花言葉は、その大陸を発見したことが由来になっていて、「快活」は、暑い真夏の時期に発見したことが由来。

そして、「妄想」は、カンナの姿が幻想的で鮮やかだったことからきたようです。カンナが暑い環境でも力強く咲いている姿が元になっています。もう一つ、興味深い話もあります。カンナは、仏教の最高位に存在するものであり、「仏の悟り」を開いた人。つまり仏陀が生んだ花ともいわれています。

これにはエピソードがあります。ある時、仏陀の強い霊力に妬みを持つ悪魔が、仏陀待ち伏せして大岩を投げたとか。岩は仏陀に当たりませんでしたが、粉々になった岩の一片が仏陀の足にあたり、その足から流れた血が大地に染み込み、その場所からカンナの花が咲いたといわれています。そして、その血の裂け目に悪魔が飲み込まれたという伝説です。そこから仏陀とカンナがつながったようです。

 

まとめ

いかがでしたか。カンナと仏陀とのつながりを意外に思われる方も多いと思いますが、自然に授かる命には、何かと伝説があるものです。では、カンナについてまとめておきます。

・カンナは英語で<カナ リリィ>、スペル(つづり)は、<canna lily>

・日本ではハナカンと呼ぶことも

・花言葉は、コロンブスがアメリカ大陸の暑い季節にカンナを発見したことが由来

・仏陀が生んだ花ともいわれている

カンナは、開花時期になると私たちの目を楽しませてくれますが、コロンブスも暑さに負けないカンナに感動したのかもしれませんね。