以前のカンナは、花自体がそれほど知られている花ではありませんでした。ところが、最近では、カンナの多くの種類が出回るようになって、いろんな種類のカンナを選べるようになりました。

そこで、カンナにはどんな種類があるのか、人気の種類とその特徴や色についてご紹介していきます。

 

植物のカンナにはどんな種類があるの?その特徴は?

植物 カンナ 種類

植物のカンナは、熱帯原産の植物で、とにかく暑さには強く直射日光があたっても葉焼けも起こしません。カンナには様々な種類がありますが、育て方に大きな違いはありません。では、そんな植物のカンナにはどんな種類があるのでしょうか。

 

フレンチ・カンナ(フランス系カンナ)

この種類のカンナは、日本ではよく見かけるカンナです。草丈は1.5mもあり、大きな花を咲かせます。色は、赤色の「アメリカン・レッド・クロス」や白い色の「ユーレカ」、黄色に赤い斑点のある「アンアーファン」などの品種があります。

 

イタリアン・カンナ(イタリアン系カンナ)

イタリアン・カンナの品種は、花の色が濃い赤色系で紫銅色葉のキング・ハンバートがよく知られています。イタリアン・カンナは、カンナの種類でも大型の種類で、草丈は2mから2.5mにまで達するほど生長して圧倒されます。ただ、花は、フレンチ・カンナよりもやや小ぶりなのが特徴です。

 

区別がつきにくいカンナ

カンナは、交配が進んだことから、フレンチ・カンナとイタリアン・カンナのどちらとも区別がつかない品種も多く出回っています。矮性品種のミニチュア・カンナは、草丈が40cmから、大型品種になると2m以上になるものもあります。これらのカンナは、カラーリーフ・カンナと総称されて呼び分けられています。葉っぱの色が美しいカンナが多いのが特徴です。

 

カラーリーフ・カンナ

カンナの葉っぱの色は様々ですが、その中でも葉っぱが美しい種類のカンナは「カラーリーフ・カンナ」と呼ばれています。こちらは、花を楽しむというよりも、どちらかというと美しい葉っぱを楽しむカンナの種類で、夏から秋のガーデンのフォールポイントに最適なタイプのカンナです。

 

カンナ・オーストラリア

カンナ・オーストラリアは、葉っぱの銅葉がシックで美しく品を感じさせる葉で、水辺の栽培に向くタイプのカンナです。カンナ愛好家にも人気のあるカンナで、矮性タイプのカンナで草丈は、40~50cmほど生育します。

 

カンナ・ダーバン

カンナ・ダーバンも、美しい葉がアピールポイントで、最初は燃えるような赤の縞模様をみせますが、成長していく中で緑の縞模様の色に変化していく幻想的な特徴があります。草丈は、100cm~150cmにもなり、株が成長していくと、それに伴い年々その迫力が増してきてインパクトの強い種類のカンナといえます。

 

カンナ・トロピカーナ・ゴールド

最後にご紹介するのは、葉っぱが鮮やかな緑と黄色の縞模様で、特徴のある美しいカンナです。花も鮮やかな黄色の花を咲かせます。さらに、草丈が150cm~180cmにも生長するので、カンナのトロピカーナシリーズには、他にも、カンナ・トロピカーナという、葉の中心が緑に、黄色の縞模様、葉先が赤くなる変わった特徴をもつカンナや、トロピカル・ブラックという濃い銅葉が特徴のカンナもあります。

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カンナの花の色にはどんな色があるの?

カンナの花の色は、オレンジが主流で、他には赤や黄色、白、他には流通はあまりしていませんがピンクの色もあります。変わったところでは、オレンジの花びらに赤褐色の斑模様が入っている色もあり、庭のフォールポイントとして、思わず立ち止まってしまうような人の目を惹きつける際立つ色ばかりです。

 

まとめ

植物のカンナに、肥料は必要ありませんが、花を長く楽しむなら肥料を与えると、花が途切れずに楽しめます。では、ここで紹介したカンナの種類をまとめておきます。

・イタリアン・カンナ(イタリアン系カンナ)

・区別がつきにくいカンナ

・カラーリーフ・カンナ

・カンナ・オーストラリア

・カンナ・ダーバン

・カンナ・トロピカーナ・ゴールド

・カンナの色は、オレンジが主流で、赤や黄色、白、ピンク色、斑色などがある

カンナの種類は、とにかく豊富でここでは紹介しきれないほどあります。好みのカンナとの出会いがあったら迷わず手に入れて育ててみましょう。