植物にはそれぞれが生育していくために適した土があります。それぞれの植物に最適な土を用意していくことで、元気に生長してくれます。
シクラメンも植え替えすることで、2年目も元気な花を咲かせてくれます。そこで、注意しなくてはならないのは用土です。
初心者は、市販の「シクラメン専用の培養土」を使用するのも良いですが、具体的にどんな条件の土が適しているのでしょう。
シクラメンにおすすめの土は?
まずシクラメンの植え替えは10月から12月がおすすめです。植え替えすることで、根が元気になり、花も咲きやすくなります。
どんな土が良いのでしょうか。シクラメンは通気性が悪くなると灰色カビ病などにかかりやすくなります。水はけと通気性の良い土が好まれます。
赤玉土、軽石などは隙間に腐敗土などが入りこまないように、粒の小さいものを選びましょう。小粒赤玉土(小粒軽石):6 腐葉土:4くらいの配合がよいと言われています。
自分で土を購入して作るのは手間もかかります。市販のシクラメン用の培養土はシクラメンに最も適しているので、そのまま使用でき便利です。
赤玉、腐葉土、たい肥などの他、リン・カルシウム・カリ・ゼオライトなどが配合されています。リンは開花を促し、カルシウム・カリは根の張りを良くします。
ゼオライトは根腐れを防止します。必要なものはすべて入っています。一度使用した培養土は、病気の原因菌が入っているかもしれないので、使用しない方がおすすめです。
できるだけ新しい土を使いましょう。底面吸水鉢で育てるなら、粉状パーライトを少量入れると良いです。
パーライトは耐水性、根腐れ防止、保温性などに優れた改良土です。パーライトを入れた方が、吸い上げられた水・養分は隅々まで運ばれやすくなります。
また植え替え時には、鉢植えを今まで使っていたものより、一回り大きなものにしましょう。植え替えの時は根を傷つけないようにし、球根は3分の1ほど地表に出るよう植えるとよいでしょう。
まとめ
以上のように、シクラメンを植え替える時には、必ずシクラメンに適した用土を使用しましょう。用土の配合などは、様々なサイトで紹介されていますが、育てる環境に合ったものを探していくと良いでしょう。
用土は、ホームセンターの園芸コーナー、ガーデニングショップなどで探してみてください。排水性、保水性、通気性のよい土を選んで、元気な花を咲かせていきましょう。