カンパーナとは、イタリア語で「鐘」という意味だそうです。その名の通りベル咲きのシクラメンの品種があります。それがカンパーナシュシュです。ピンクベージュの可愛らしいフリンジが見事な花ですが、どんな特徴があるのでしょうか。

シクラメンの品種の中では、ゴージャスな花のカンパーナシュシュ

シクラメン カンパーナシュシュ

カンパーナシュシュは、カンパーナピンクから生まれた新しい品種で、ピンクの花弁にクリーム色っぽい縁どりが入っていて、ベル咲きのフリンジタイプです。

全体的に割とコンパクト型な品種ですが、なんといっても、まるでドレスのようなフリンジがこの花の一番の魅力ではないでしょうか。色合いのおかげか、少し大人っぽい雰囲気を感じさせる花です。

育て方としては、室内のガラス窓の近くなど、日当たりの良い場所に置きましょう。高温になる所は避け、極端に冷え込む所も避けましょう。適温10℃~20℃くらいを保つようにしましょう。

冷暖房の風が直接当たらないように気をつけましょう。花持ちが悪くなり、傷んでしまう原因になります。

鉢は、底面給水タイプだと水やりが楽なのですが、逆に調整が難しい場合もあるので、やりすぎに注意が必要です。

普通の鉢なら、生育期は、鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。休眠期には少しずつ水やりを減らしていき、葉もなくなってきたら完全に水を断ちます。

花や葉は日々よく観察しましょう。元気がなくなってきたら肥料不足の可能性が高いです。追肥をしてあげると良いでしょう。

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液体肥料なら1000倍くらいに薄めて使用します。固形ですと、緩効性タイプのものを数粒置き肥してあげます。

花や葉が変色してきたら、茎ごとキレイに抜きっとてしまいましょう。残しておくと、株を傷める原因になります。

夏越しは、難しいと言われますが、挑戦してみるのであれば、5月以降は屋外へ出します。直射日光の当らず、風の通りが良い日陰で管理するのが良いでしょう。

9月頃には、ひとまわり大きな鉢を用意して植え替えをしましょう。10月頃に花芽が出てきますが、たくさんの花を咲かせる為にこれは摘み取ってしまいます。

12月くらいから開花が見られます。

まとめ

カンパーナシュシュは、ピンクとクリーム色の融合した色合いといい、ウェーブの広がりといい、お部屋の窓辺に飾れば、シックな装いに気持ちも和らぎ、落ち着く気がします。

贈呈品としても、とても喜ばれそうな品種のシクラメンではないでしょうか。