植えたままで毎年咲いて来たカロッカスが何だか花数が減ってきたなと感じる時があります。それは球根が増えてスペース的に混み合い、もしかしたら小さな球根ばかりになっているからかもしれません。そんな時は一度球根を掘り上げて球根のチェックをした方が良い場合があります。今回はそんな時のクロッカスの球根の堀り上げる時期や堀り上げ方法について紹介します。

クロッカス 球根 堀り上げ

クロッカスの球根を堀り上げた時にやって欲しい事

クロッカスは地植えの場合は2~3年に一回、鉢植えの場合は器の大きさにもよりますが1~2年に1回掘り上げて球根を植え直したり、育ちが良くない場合は新しい球根を足したりする事でまたクロッカスと楽しんで付き合っていけます。堀り上げる理由としては先ほど説明した様に球根のチェックをする為やもしくはお庭のスペースを有効活用したいという目的で堀り上げたいという場合もあります。ともあれ、堀り上げ時期としてはクロッカスの花が終わり、葉も成長し十分球根に栄養を送るという役目を終え、枯れて黄色くなった時です。6月頃になりますがちょっとした注意としてはうっかりしていて枯れた葉を腐らせてしまい球根のある場所が分からなくなる前に堀り上げたいと言う事ですね。土がよく乾燥している日の方が作業し易いと思います。まず球根を傷付けない様に丁寧に堀り上げ、陰干ししてから優しく土を落とし葉や根を取ってきれいにします。

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この時クロッカスの増やし方として次のようなことが言えます。クロッカスの球根は成長過程で親球根の上に新しい子球が付きますので堀り上げた時に子球がついていたら球根を傷めない様に気をつけながら分球し、親球根と共に乾燥させ通気性を良くして管理し次の植え付けに使用します。ただ小さ過ぎたりする球根は良く育たないので親球根も含め状態の良いものを選定することが大切です。ちなみに状態の悪い球根を惜しまれる人がいらっしゃいますがそこは割り切って良い球根の生育環境の為にも選別作業を行って欲しいところです。

【まとめ】

このようにクロッカスの球根を堀り上げて球根の様子を確認する事は長く元気なクロッカスと付き合っていけるポイントでもあり園芸の面白さでもあると思います。堀り上げ時期までは葉が茂り枯れるまで待つという事ですが、蒸れや見栄え等が気になる人は葉っぱを束にして結んでおく方法があります。イギリス風のアレンジで葉を編み込んだり、きれいなリボンで束ねたりしてオブジェとして楽しむ方法もあるらしいので試してみてはいかがでしょうか。花の時期だけ愛でるのではなく全てのお世話をする事で現実の自然の営みを感じられる生活もいいものですよね。