花瓶に活けたラベンダーの花束を眺めながら「もっと長い間この可愛い姿と素敵な香りを楽しむことができないだろうか」と考えたことはないでしょうか?そんなときにはドライフラワーに挑戦してみましょう。

ラベンダーは花びらが適度に肉厚な上水分をあまり含んでいないので、ドライフラワー向きの素材なのです。

ラベンダー ドライ 作り方

ラベンダーのドライフラワーの作り方

ラベンダーをドライフラワーにする場合、一番ポピュラーな方法は、束にして吊るしておくというものです。

 

まず葉を茎からていねいに取り除いて、茎と花だけにします。そして片手で握れる本数(5〜6本)のラベンダーを束にして、麻ひもなどで縛ってまとめます。この束を、直射日光に当たらず湿気が少ない風通しの良い場所に、花穂を下にして吊るし、そのまま数週間放置して十分に乾燥させると、完成です。

 

ラベンダーをドライフラワーにする場合、開花直前の状態でカットしたものを用いるのがベストです。花が開いているものを使用してもドライフラワーは作れますが、乾燥中にポロポロと小さな花が落ちてしまいます。

 

思いっきり手抜きをしたい場合には、ラベンダーの花束を水を入れない花瓶にそのまま活けて、放置しておくだけという手段もあります。茎がまっすぐに仕上がるかどうかはわかりませんが、これだけ簡便な方法でもラベンダーのドライフラワーはきちんと完成します。

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茎が折れてしまったものや落ちた小さな花穂を乾燥させるときには、市販の粉末シリカゲルの中に埋めて乾燥させる、という手段もあります。この場合、でき上がったものを花束やリースなどに使うには無理かもしれません。しかし花穂を集めてポプリとして楽しむためには、これでも十分です。

【まとめ】

ラベンダーにはさまざまな品種があり、匂いの成分もそれぞれ異なります。

ドライフラワーの材料には自分の好みのラベンダーを使ってかまいません。しかし特に匂いにこだわる場合には、香水などの原料にも使われていて安全性が高いコモンラベンダー(アングスティフォリア系)の品種を使うと良いでしょう。

 

完成したラベンダーのドライフラワーは、そのまま飾るだけでなく、リースに編み込んだり、サシェ(匂い袋)やポプリにしたりといったように、アイデア次第でいろいろと楽しむことができます。