白く可憐な花を咲かせる水仙。手入れもしやすく、失敗が少ないため、ガーデニング初心者にもぴったりの植物です。しかし、たまに育ちが悪く、うまく花が咲かなかったりすることがあります。

いくつか原因は考えられるのですが、よくみられるケースのひとつが、球根が育つべき時期にうまく育たず、十分に太ることができなかったことによる栄養不足です。

では、一体どうすれば球根をうまく太らせることができるのでしょうか。球根の成長に必要なものや適切な時期などについて、解説していきたいと思います。

水仙の球根を太らせる方法

水仙 球根 太らせる

水仙の球根は、花が散った直後から、球根に栄養を溜めはじめます。このときにおもな栄養源となるのが、葉がおこなう光合成によって作られる養分です。

なので、花が散ったからと言って葉の部分まで摘んでしまうと、水仙は栄養を作ることができず、当然球根も太ることができません。

花が散った後も、球根のために葉の部分は切ったり摘んだりせずに、そのままにしておき、葉が完全に枯れるまでは、適度に水やりするようにしましょう。

また、この栄養を溜める時期に水仙に肥料をやって、養分を補ってあげることも大切です。しかし、花が散ってから肥料をやり始めると、球根の成長する時期に養分の吸収が間に合わず、球根の栄養になりません。

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花の盛りが終わったら早めに花を摘み取り、即効性の高い肥料をあげるようにしましょう。葉が枯れ、初夏のころになるとおおよそ球根に栄養がいきわたるので、掘り返して見てみましょう。

花が咲いた後の水仙は、ひとつの太った球根にくっつくような形でいくつかの小さな球根が生えているような状態になっていることがあります。この小さな球根を子球と呼び、ひとつひとつが新しい球根となります。

小さな球根はまだ栄養が行き渡っていないので、植えても開花しない可能性が高いです。植える時は小さなものだけ寄せて花壇の隅などに植えておき、来年のために育ててあげましょう。

まとめ

水仙の球根の太らせ方について解説しました。ちょっとしたポイントさえおさえてあげれば、水仙は綺麗な花をたくさんつけてくれます。ぜひ、自宅で球根から育ててみてはいかがでしょうか。