緑には疲れた心を癒される人も多くいらっしゃることと思います。でも、癒しを求めて植物を育てたいけれどマンションのベランダなど、立地的に日差しがそこまで入らないところだとどんな植物を育てられるのかちょっと悩んでしまうこともあるでしょう。

その点、クレマチスはどうでしょうか?

クレマチス 育て方 日陰

クレマチスは日陰でも育つの?育て方について

まず、クレマチスは日差しを好むため、日が当たらないところで育てるとうまく育ってくれません。

では「日陰ではクレマチスは育てられないの??」というと、まったくそうというわけでもありません。午前中だけ日が差すようなところを「半日陰」と言いますが、半日陰でも育てられることは育てられますし、花も咲かせられます。しかし、やはり日差しを好む植物ですので、日差しの中で育てたときよりは、日照時間が短いとどうしても株の生育も鈍くなり花の数も少なくなります。なので、出来れば一日日が当たるところで育てるのが望ましいです。株は日陰になっていても枝には日が当たれば育ちますので、出来るだけ外に出してあげるとよいでしょう。

しかし基本的に乾燥には弱い植物ですので、土の乾きには注意して水切れを起こさないように注意してあげてください。一度しなしなになってしまうと、枯れるまではいかないまでも元に戻るまで結構な時間が掛かります。土の表面が乾いたらたっぷり水をあげましょう。とはいえ水のやりすぎは根腐れを起こしますので注意が必要です。

また、つるが伸びないフォステリー系は多湿を嫌うため、特にやりすぎには注意します。

特に鉢植えの場合水やりは毎日、気温の高い夏場は朝夕2回はあげるようにしましょう。また、特に夏場の強い日差しは鉢植えの側面に当たった日光が内部の水を沸騰させて根を痛めてしまいます。夏場は半日陰に置いてあげるのが良いと思います。

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また、クレマチスは肥料食いと言われるほど肥料が大好きな植物です。定期的に肥料をあげることで花が咲きやすくなります。

庭植えのほか、鉢植えも楽しめる種類の植物ですが、深く植え付ける必要がありますので、鉢は根が伸びるスペースを考慮して深鉢に植えるようにします。クレマチスは水はけがよい環境を好みますので、鉢の素材は素焼き鉢などの水はけがよくなる素材がおすすめです。鉢底には鉢底石を多めに入れると水はけがよくなるだけでなく鉢を安定させることにもつながります。

【まとめ】

なかなか日が当たらないと育ちが遅くなるのでやきもきするかもしれませんが、元々非常に繁殖力が高い植物ですので、のんびりと育てるにはかえってちょうどいいのかもしれません。とはいえ、日差しを好む植物ですのでなるべく日差しに当ててあげてくださいね。