褐斑病とは、茶色や黒い斑点が現れたあと、それがどんどん広がってしまいには植物を枯らせてしまう面倒な病気なのです。褐斑病は感染力が高く、草花や野菜、樹木など様々な植物に発症するのです。

しかし、早い段階で気付けば治療することもできます。今回はバラが褐斑病になる原因や、褐斑病になってしまった場合の治療方法などをご紹介します!

 

バラの褐斑病の原因とは?

バラ 褐斑病 原因

褐斑病はバラの中でも鉢植えのバラによく発病する病気です。初めは葉焼けと勘違いする人も多いのですが、褐斑病はとても早いスピードで症状が進行していきます。褐斑病になる原因は、カビ菌によるものがほとんどです。

カビ菌の発生は温度と湿度がとても関係しているため、高温多湿を好みます。気温が高くて湿度の高い梅雨などの時期に発生することが多いのはそのためです。

雨や風などで飛んできたカビ菌がバラに付いたことで発病します。バラが褐斑病になると、バラの葉っぱの周りから茶褐色になってきます。その後あっという間に枯れてしまうのです。

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褐斑病になってしまったバラの治療方法は?

バラが褐斑病にかかってしまったと早めに気付いた場合は治療が行えます。

まず、病気になった部分の葉っぱを切り落としましょう。切り落とした葉っぱにもカビ菌が付いたままなので全て処分しましょう。また初期段階であれば薬剤を使うこともできます。

代表的な薬剤は、ダニコール1000です。表示通りに薄めた薬液を株元にそそぎましょう。1週間ほど観察して、他の葉に広がっていなければ治癒できたと判断していいでしょう。もし広がっているようなら再度薬剤を使用しましょう。

感染力が高く、再発の可能性もあるのでしばらくはしっかり様子をみることが重要です。治癒を確認した後は、有機肥料に切り替えて良い菌を補充しましょう。

 

まとめ

一度でも褐斑病にかかると、原因であるもともとの菌をやっつけない限り何度でも再発するのです。また褐斑病にかかって枯れてしまった葉っぱにも褐斑病のカビ菌がついていて、処分しない限りカビ菌は生きていて周りの花や植物にダメージを与えます。まず、褐斑病のならないために水はけを良くしたり、薬剤を散布するなど予防することが大切で、もしもなってしまった場合は早い処置を行うことが大切です。