春になるとひっそりと咲いているすみれを見ますよね。これから暖かくなるんだと感じさせてくれるすみれの花ですが、春生まれの女の子の名前としても人気が高いです。すみれの花はもちろん、その響きでも可憐さをだしてくれていますが、実は色別によっては、少し意味が違ってきます。では、すみれの花言葉にはどういった種類の花言葉の意味があるのでしょうか?

すみれ 花言葉 色別

すみれの花言葉とは?

すみれの花言葉は聞いたこともある人もいると思いますが、一般的に「謙虚」や「誠実」という意味を表しています。ですが、それは一般的に「すみれの花言葉」として用いられています。さらに詳しく見ていくと、実はすみれの色別でも花言葉の意味合いが違います

良く道端で見かけることの多いすみれの花は紫色が多いですが、紫色のすみれの花言葉には「貞節」や「愛」と言われています。次によくみる色は白が多いですが、その意味は「あどけない恋」や「無邪気な恋」など、まだ恋を始めたばかりの初々しさを表しています。

次に黄色は「田園の幸福」、「慎ましい喜び」を表し、ピンクの花は「愛」や「希望」を表します。

いずれも美しい乙女がその姿を現すという意味でもあり、「理想の女性」としての意味も表しています。また、西洋でも特別な花として聖母に捧げられています。

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その由来とは?

すみれの花の名の由来は、聞くと少し残念に感じてしまいますが、実は花の形からその名前が付けられました。花の形から?と思うと可愛らしさが際立ちますが、その正体は墨を入れるツボに似ていたことで、当初は「スミレイ」と呼ばれ、それが徐々になまり現在でもいわれる「すみれ」になったと言われています。

【まとめ】

西洋でもすみれの花はバラ・百合に次ぐ、理想の女性をイメージさせる花としても用いられています。また日本でも同じようなイメージを持たれており、俳句の題材として、松尾芭蕉や夏目漱石も使用しました。

親が子供の名前に「すみれ」と名付けるのにも、「謙虚な心を持ちながらも、愛や希望に満ち溢れている人生を幸せに歩んでほしい」、という願いも込められてつける方も多くいます。

またすみれの花は「プレゼント」としても近年では喜ばれています。そのまま渡すのには丈が短いので押し花にしたり、ちょっとしたミニブーケなどにも使われます。すみれを加工してアクセサリーにしたりするのも、大切な方への、素敵な贈りものになるのではないでしょうか。