ラベンダーは、もともと地中海が原産の様ですが、今では輸入などに頼るのではなく、日本中で栽培される様になっているそうです。そして、自分で栽培をする栽培者も増えていると聞いています。ですが、日本の国は、北から南まで気候や環境も様々ですから、季節が同じ様には進みません。そのため、ラベンダーの開花時期も地域によって違ってくる様です。ラベンダーの開花時期を調べます。
【ラベンダーの開花する季節はいつ?】
①ラベンダーと開花
ラベンダーに限らず、植物の開花(収穫、飛散など)には「積算温度(平均気温の累積)」が深く関係していると考える研究者らがいる様です。ラベンダーの場合は、過去の統計により、積算温度を「おおむね1130℃」と決めたそうです。これを提唱する研究者のだした結論は、「地域によってこの積算温度に違いがあるために、開花時期に違いが現れる」ということの様です。
②ラベンダーの開花時期と見ごろ
・北海道では、早咲きと遅咲きがある様ですが、商用目的で収穫が早く行なわれるため、見ごろ
は短期間になるそうです。
開花時期:
早咲き:初夏(6月の半ば頃)から
遅咲き:夏(7月の終わり頃)から
見ごろ:夏(7月の初め頃から半ば頃)
・東北、北陸
開花時期:初夏(6月の半ば頃)から
見ごろ:夏(6月の終わり頃から7月の初め頃)
・関東、東海
開花時期:初夏(6月の半ば頃)から
見ごろ:夏(6月の終わり頃から7月の初め頃)
・近畿、関西
開花時期:初夏(6月半ば頃)から
見ごろ:夏(6月の終わり頃から7月の初め頃)
・中国、四国
開花時期:初夏(6月終わり頃)から
見ごろ:夏(6月の終わり頃から7月の初め頃)
・九州
開花時期:夏(7月初め頃)から
見ごろ:夏(7月の初め頃から7月の半ば頃)
地域によって多少の違いはあるといっても、おおむね夏頃の開花が多い様です。また、ラベンダーの種類による開花時期にも大きな違いはなさそうですが、地域による花の見ごろは、南に行くほど短くなる傾向がある様です。
【まとめ】
ラベンダーは、栽培が難しいといわれてきましたが、今では、一般の人にも育てやすい、手軽な植物になった様です。確かに、栽培をしやすい様に品種改良をされたことも身近になった要因の1つには違いないと思いますが、それでも、ラベンダーの環境の根本(原産地の環境)を全く変えて花を見ることはできないそうです。日本は、四方にのびる「弓なり(学校などでは、「東西にのびる」と習った様な…)」の形をしているため、開花時期や見ごろは、一応地域で分類されていましたが、その地域の中には避暑地と呼ばれる場所もあり、「地域全域」と理解するのではなく、自分の住む場所と環境とを照らし合わせて、「地域は傾向」として理解する方が良い様に感じました。